***雪***
−雪・・・

ハラハラと舞い降りてくる粉雪は
あの日の出来事を思い出させるように私の肩に積もってゆく。
忘れもしない去年の冬・・・


−その日は今年一番の寒さだって天気予報の人言ってたな。
学校だぁ・・・めんどいし寒い・・・行きたくないなぁ・・・
「ちょっと学校行かないの??起きてるの?」

−あ゛〜っ!!うるさいなぁ・・・
『起きてるよー。今日は冬眠の日だからー・・・』
・・・って、冬眠とか何言ってるんだろ、自分;;

「何言ってんの!!早く降りてきなさいっ」

『はーぃ・・・』
−とは言ったもののやっぱ行きたくないなぁ・・・

「ゴツン!!」
『!?何??窓ガラスに何かがっ・・・・ん?』

ガラガラ・・・




『ん??英二??ってうわっ!!』

−英二が投げた雪玉が見事私にヒット(・・・怒)
「にゃははっ!!当たった当たったぁ〜♪♪鈍いなぁはvv」

−英二・・・何でそんなに元気なんだ・・・。
『猫はコタツで丸くなってろっ!!』
・・・返し微妙だなぁー・・・これじゃ負ける・・・


−と、いつもなら言い返してくる英二だがこの日は違った




「・・・・・・・・・・・・・」


『・・・どうしたの?英二・・・喧嘩友達としては返しがないと・・・』



「・・・・・・・・・・・・・」


『・・・猫とか言われるの嫌だったっけ?猫好きだよね??』
『えっ、私言い過ぎ・・・』

−と、言いかけると英二が口を開いた。





「・・・た、確かに、はいっつもムカツクこと言ってくるし女としてどうかと思うけど」

−ほぉー・・・改まってけなすのね・・・イヂメ??


「でも」


『−でも?』




「そんなを好きになったみたいで・・・」



『・・・えぇっ!?何この展開!?夢?あ、夢??夢ー・・・』
−と、その時
『冷たっ!!何すんのえー・・・』

−冷たい=夢じゃない・・・って事は・・・
『これ現実?!』

はどうなんにゃー??」


−あまりにも素直すぎる英二の問に私はためらいもなく
『好きな子ほどいじめたいって言うじゃんっ!!』

「なにー??遠すぎて聞こえにゃーいvv」


−ヤツめ・・・聞こえてるくせに・・・(照)

『10分待ってっ!!』


−急いで支度をして玄関に向かう
『お母さん!!やっぱ私学校行くわっ!!』
『行ってきますっ!!!』

バタン!!




「10分過ぎたけどー?」

そのフキゲンそうな声を聞いて私は思わず頬にキスをした


『ごめんっ!!』
と言うと口に返された


『・・・!?おいおいっ頬だぞこっちは!!』

「過ぎた分これでチャラにゃーvv」



−で、学校に行きましたという話で・・・(あ、間に合いました、ギリで 笑)





『・・・あ・・・来たっ』

「ごめんっ!!部活のミーティング長引いちゃって・・・」


−チュっvv
あの日の出来事が懐かしくて英二と同じ事をしてみた

「!!にゃ、にゃんだよ急にぃ・・・」


『寒い中結構待ったんですけどー?』

−!!そっか!!英二もあの日・・・寒い中・・・
『クスッ』


「・・・??おかしいことでもあったかにゃ??」

『別にぃ〜・・・』





>>>感想<<<
駄文屋です。初めまして(爆死
コレ書いたの今思えば高校二年生だったのね、何だか懐かしいような最近なような(笑
微妙に甘くて何だかよくわかんないドリームだった…初書きだったなぁ


>>>モドル<<<
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