***眠れる王子様にキスを***
今日もとってもいい天気。まさに洗濯日和だな〜
なんて、空を眺めてぼんやりしているのは
氷帝学園高等部・男子テニス部マネージャーである


「おいっ
急に声を掛けられては、肩を揺らした。
声のするほうへ振り向くと、そこには――


「あーん。なんだそのいやそうな顔は」
俺様跡部だった。
「別にそんなことは――」
「俺様に声を掛けられたんだ。もっと嬉しそうにしろよ」
口角を上げて笑う跡部をは無視して
「で、何の用?」
跡部は無視されたことに少し腹を立てたが、思い出したように言った。


「あぁそうだったな。おまえジロー起こして来い
そこら辺にいると思うから」
ジローと聞いてはまた肩を揺らした。
「な、なんで私が…」
「あん?だっておまえマネージャーだろ。じゃ頼んだぜ」
手を振りながら跡部はスタスタ行ってしまう、
と思ったが振り返って


「ちゃんと連れて来なかったら…分かってんだろうな?」
そう言って今度こそコートの方へ歩いていった。



はというと、相当跡部が怖かったのかその場で硬直していた。



部長命令であれば逆らうことは出来まい(←しかもその部長は俺様跡部)
もし逆らったりなんかすれば、あの俺様跡部に何をされるか………
「それは絶対嫌だ〜〜!!!」(←既に経験済みだったりする)
仕方なしにはジローを探しに行った。




別にはジローの事が嫌いな訳ではない。
むしろその逆だったりして――。
しかしこれといって、仲良しというわけでもない。
それは何故か?答えは簡単!
ジローはいつも寝てるから!である。
話しかけようとすると、大体寝ている。
これがの大きな悩みだった。


「仕方ない」
一息つくと、思い当たる場所があるのか
コートの裏へと歩いていった。



が思ったとうり、ジローは木に凭れて眠っていた。
日差しが木々の間から差し込んで、ジローの顔を照らしている。

(綺麗だな。起こすのもったいないかも)
なんて思ってたら、ふっと跡部の顔が浮かんだ。
一瞬にして血の気が引いた。(←一体なにされたんだ?)
は首を振って、ジローの肩を掴んで揺すった。


「ねぇジローちゃん起きて」
「・・・・・・・・・・・」
(……起きない。。よし、も少し強く揺すろう)

「起きてってば〜」
「・・・・・・・」
(全然効果なし。よし、次は大声でっと)

「ジロー起きろ!!!」
「・・・・・・・・!」
微かにだが、ジローの肩が揺れた。だがそれだけで起きない。
はだんだんムカムカしてきた。 そして
ためらう事なく、ジローの頭目掛けて拳を振り落とした。


ボカッ


「痛〜〜い。なにすんだよって、あれちゃんじゃん」
眠気眼でジローはを見た。
「起きたね。じゃあほら練習戻るよ」
「えーーーもう少し寝たE・・・・」
言い終わる前に寝ている。


「ちょっと困る。ジローちゃん連れてかないと跡部に
ぶっ飛ばされる。お願い起きてってば」
『跡部』という単語にジローは反応して、目を開ける。


ちゃんがキス、してくれたらバッチリ起きるよ」
「////なっ。んなこと無理です」
「そ。じゃあお休み〜〜」
・・・寝てる。






風が凪いだ。空は青く澄んでいて。木漏れ日の下  そっと―――






「ほら。これでいいでしょ。もう起きてよ///」(←声裏返ってる)
ジローは目を開けてニッコリ笑う。そして――


「ちょ、ちょっとなんでまた寝るの〜」
「も一回してくれたらうれCーかなって」
「一回すれば充分でしょ」
ちゃんのキスじゃないと起きれない」
「だから今したし」


ジローはの手を掴んで、自分の方へ引き寄せた。
抱きしめてそっと、耳元で
「大好きなちゃんのキスで、俺を眠りから覚ましてよvv」






何度だっていたしましょう王子様。
おきに召すまで何度でも―――。






――おまけ


練習に戻った二人は、もちろん跡部に散々言われた。が、
は耳まで顔を赤く染め、ゆでだこ状態で、
ジローは満面の笑みで跡部の話を聞いていた。

「なんだ、おまえら何かあったのか?」
「あったよ!すっっごい事」
「あっあーーーーーーー」
「なんだよ
「練習に戻らなければ」
「そうだねちゃんvv」


跡部は部室から出て行く二人を見て
「何かあったな」






>>>しぃな姉様ヨリ<<< 初ジロードリ!
しかしジローが偽者っぽいし・・・
とりあえず、ごめんなさい。。


>>>感想<<<
リクしてたジロドリ!!!キャー!!ヤバE〜(笑
テストとかそっちのけでどうなるんだろどうなるんだろって(笑
謝らないで下さいよ!!めっちゃお気に入りですよ、コレvv
偽者・・・というより俺様系でした(笑


>>>モドル<<<
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