人は 時に危機的状況に遭遇するものだ As It Happens ガンガン 「あのー、誰かいませんか!?」 必死にノックするも外は無音のまま。 無理もない、今日はテスト3日前。 部活の入ってる生徒も完全下校だ 午後4時半。 私…いや、私達はどうやら部室に閉じ込められてしまったらしい。 前に勉強教えてもらったまま忘れてた 教科書を取りに来ただけなのに 「 ー。誰か居そう?」 「いや、全然人気がない…どうしよっか」 そして一緒に捲きこまれている一人の男子 「ま、俺は と二人っきりで居れて嬉しいけど♪」 「…そんな冗談言ってる場合じゃないでしょ」 「冗談じゃないから」 「ちょっと、ブン太?」 背中から抱き付かれいきなり甘えられる 力じゃ男子の方が上なわけで。 流石の私もどうすることも出来ず。 「 、前にさ。好きな人居るって言ってたじゃん」 「う、うん。」 ―本人に好きな人居る発言はどうかと思ったけど まぁ、それは 叶わない恋なんだろうと諦めた心が 口に出してしまった結果であって。 「あれ、結構凹んでてさ」 「何故?」 「何で、って…」 言いかけのままシンとなる背中 「おーい、ブン太?」 「いくらなんでも悟ってくれないよなぁ」 諦めながらどこか途方に暮れた顔で静々とロッカーに寄り掛かり そのまま床に座り込んだ ガムを膨らましながらしばし黙る …この空気、落ち着かないなぁ 「あ、そうだ!こうなったらメールしよう!!」 私ってば冴えてる〜♪ 逆に何で気付かなかったんだろ 「誰が良いかな…」 ―テスト勉強をそこまでしなくて良さそうな人は… 「柳生か蓮二?あ、仁王も大丈夫かなぁ」 部活のグループを見ながらぶつぶつと独り言を話す 「あぁ、いるじゃん他に適役が。よし、決ーめた」 送信、っと。 さて、やるべきことはやった。 あとは何でかへそを曲げたあの赤い人をどうにかせねば… 「何で機嫌悪いの?」 「別に…悪くないし」 ―いやいやいや!あからさまに悪いだろ!! でもあからさまに出してくれるトコも取っ付き易くて好きなんだけでなぁ… 「私さ、ブン太のこと…」 おっとまずい、気付かない間に母性本能をくすぐられてた 「面倒な性格だろ、俺。」 「うん」 「うわ、即答すんなよ!」 「そう言えばブン太好きな子いないの? ほら、なんだかんだ言っても人気じゃん?」 「いや、いるけど」 ―目の前に…なんて言えねぇー! 言ったところで自爆するだけだろ 気まず… 「何だ、やっぱりいるんだ〜。」 「 だっているんだし、お互い様だろぃ」 「ま、まぁ」 ―っていうか目の前にいるんですが… あ、でも過去の話なら笑って言えるか! 「ブン太、笑って聞いて」 「え、何そのパターン。普通逆じゃね?」 「実は私の好きな人、今目の前にいるんですよ」 ―あぁ、過去の話とは言え最後恥ずかしくて敬語だし! 「わ、笑おうって!」 「それ…マジだったら笑えねぇだろ」 「どうして!?」 「だって俺 狙ってて…あれ、お前真田好きなんじゃ」 「な、何でそうなるかな」 「え、普通あんな風に真田と接せられ無いから」 「あれは…!」 説明しようと思ったのにそんなきつく抱き締められたら …話せない 「 、大好き」 「う…」 …話せなくて良かったかも ガラッ 「 、お前は本当たるんど…」 「あ」 「な、何部室でふしだらな事を…!」 「弦ちゃん違うの!…違うわけでもないんだけどえーと…」 「その名で呼ぶなと言ってるだろ!」 「良いじゃん!大体昔から呼んでたからなかなか抜けないし」 「いくら道場同じだったからってお前なぁ…!」 「俺、 と付き合うことになったからそこんとこシクヨロ」 「フン、中学生らしからぬ事を吐かして…」 「弦ちゃん拗ねた?」 「ほらほら、素直になれって弦ちゃん」 笑いながら便乗するブン太 「丸井、そんなに鉄拳制裁を受けたいか」 「マジ!?うわ〜それは勘弁」 「とにかくありがとね、助かったわ」 去ろうとする相手の前に入って足取りを止める 「どうやら恋敵が現れたらしいな」 「へ?」 … そう一言申して帰る弦ちゃん。 取り残された二人 「今…真田恋敵って言ってなかった?」 「………聞き間違いでは無さそうだよね」 … 「ちょ…タンマー!俺無理無理!!」 「やだな、弱気になんないでよ!」 果たしてどうなるんだ…? END 久々の丸井夢。 口調がイマイチ掴めなかったな…(真田も) 真田は小さい頃絶対かわいかったと思いますb(聞いてません) novel部屋の丸井を見直すと甘いの無いんだなって意外でした(把握しとけよ!) 最後VS気味になって終わってますがΣ(‥) 結局完結なの!?(こっちが聞きたいです) 読みたい方が現れたら書こうと思います(訪問して下さる人を巻き込まないで下さい |
SEO | [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送 | ||