***似合わない夏***
今日は特別な日


似合わない夏

中学を卒業してから早いもので、二回目の夏を迎えていた。


先輩ー!!一緒に帰ってもえぇですかー!?」
「勿論!っていうかやっぱ元気だよねぇ一年生は」

「何言うてるんですかー!一年しか変わらないですよー!!」
「せやのに何でこない素敵なオーラが…!」
「あはは、出て無い出て無い」

私は女子高に進学した。
中一の頃からずっと憧れていた学校に。

間違っても
「私ずっと離れないからね!」なんて言って、
自分の進路変更をするようなキャラでは無い

好きな人がいようがいまいが、関係無い


しかし…中学の時は共学だから気付かなかったけど

「私なんかいるより、友達同士で帰った方が気楽じゃ無い?」
「先輩は私達の憧れなんです!!」
「もー結婚したい位ですよ」
「おぉ、それはまた大きく出たね」


何故か一年生の間では"憧れの先輩"と言う位置付けになっているらしい


それが謎で仕方が無い
そのせいで先輩にも目付けられてるしなぁ。
ま、その辺はあまり気にして無いけど


そんなこと考えていると、
一緒に付いて来ていた三人のうちの一人が前方を見ながら騒ぎ出した

「あ!あの人や!!あの人!」
「この前見たって言うてたイケメン!?」
「どこどこ!?」

黙って視線の先を目で追う
「………ん?」


あのブレザー…同じ学校だ
っていうか…

「こっち来るで?!」
「うわーめっちゃ綺麗な顔!ブルーレイ対応やん!!」
「あの制服、めっちゃ頭えぇ男子高やろ!?」

…いや、意味分かんないよ

携帯をいじりながら歩いて来た噂の的は、
目の前に立ち止まると携帯を閉じて微笑みかける


「偶然やな」
「…うん」


「えぇー!?」
先輩!!知り合いですか?!」


「えーとね、知り合いっていうか…」
の後輩か?お前、迷惑かけてへんやろな」
「多分」

「ど、どういうことですか!?」

訳がわから無いのも無理は無い

「つまり…私の彼氏…です」
「何どもっとんねん」
「いや、付き合ってるとか言った事無くて…」

「え、えぇーっ!?」

「そんなぁ!先輩は憧れやのに人の物やったなんて!!」
「ご、ゴメン」
「そんな、謝らんといて下さいよ!!」
「せやけど悲しいですよ〜」

「何や、随分慕われとったんや」
から一言もないから全然知らんかったわ
「お陰様(?)で…」


「急に出て来て何や申し訳無いな」

泣き出す一年生の頭を撫でながら謝る
「うわぁんしかもめっちゃ優しいしー!」

「あまり気にして無かったけど…
これは今後も内緒にしといた方が良いのかな」
「そうですね…
私達の中に止めておかないと混乱を招き兼ねませんから」



「先輩お幸せに!」
「あ、有難う!」



去り行く二人を見ながら思う
「カッコえぇよな…あの人」
「名前聞いて置けば良かったなぁ」

「明日こっそり先輩に聞こうや!」

「もー失恋カラオケやぁー!」


xxx

にあないファンがついとったとはなぁ」

腕を組みながらまじまじと顔を見て話す

「何か好かれてるんだよね」

「まぁ分かるけど」
「分かる!?」

「大雑把で男っぽいやろ、せやから女子高で好かれるんちゃう?」

「そうそう、がさつで男…待て待て!それが女子に言う言葉か!」
「はは、事実やん」



…蔵ノ介はどこの高校も安全圏で、選び放題な状況だった。

かと言ってここが良いと言う所も無かったらしく、
とりあえずテニスの実績も、進学率も高い高校で、
絞った先が今の高校になるわけだ


「小春は相変わらずやしな…」

テニスも出来て偏差値も高い高校…
何だかんだ言って頭が良い面子が揃っていた
四天のテニス部が狙わないわけがない

「でも楽しそー、私も入りたかったな男子高」
「はは、男装してか?」
「うん」
「…取られたら嫌やから却下」

「うっそ!?」
そんな自分勝手な!
「でも今日めっちゃ楽しみだったんだよね!!」

皆の予定がたまたま合った平日

「まぁ、俺はほぼ毎日会っとるから別に何とも思わんけど」

卒業してほな解散!
…なんて結束力の強い四天レギュラーが言うはずもなく。


誰かの誕生日とか、学校祭とかには極力集まろうと言う
部長の一言がきっかけで、
私達は卒業してからも何かにつけて顔を合わせる機会がある

「三か月ぶりくらいか…忘れられてたりして」
「かもな」
「えっ!?」


と言うわけで今回は光の誕生日を祝おう企画が発足したわけで。
高校も夏休みに入ったけど夏期講習とかあったりで
いまいち実感が沸かない


「わー、ちょっとちょっと」

蔵ノ介の裾を引っ張りながら呼び掛ける

「ん?」
「見て、あの人めっちゃカッコ良い」


指差す方向にはエレキギターを担いで
茶髪にところどころ明るいメッシュを入れた学生

「蔵ノ介と同じ学校だね、あの制服…うーんビューティフル」

「…感想をエクスタシーみたいに言うな、それにあれ、財前やで」

「財………」







只今心の整理と準備中



「あれ、白石さん。講習終わったでんすか?早いんすね」

「いや、分かるとこやったから最後出ないで帰って来た」
「隣りで何や冷や汗かいとんの誰ですか?」

お、気付いてない?

実は私も少しばかしイメチェンしたんだよね!

「新しい女ですか」
と比べるとどや?」
「…どっちもどっちやと」


ムカッ
「光!外見がいくらカッコ良くなったってその減らず口直らなかったら
いつまでたってもモテないんだからね!!」

「生憎、学校では女子と話さないんで。
さんこそ、すぐムキになる癖直さんと白石さんに捨てられますよ、
代わりはなんぼでもおるんやから」

「いや、居らん居らん。そない事言うてもお前にやらんからな」

「ちっ、残念やな」

「…勝手に話を進めるな!」
顔はカッコ良いんだけどなぁ…性格がきっついんだよなぁもう…
「にしてもブレザー似合うなこんちきしょう…!」
さんも似合ってますよ」
「えっ、本当?」
ちょっと嬉しい
「ムカつくからやっぱ似合ってへん」

「はは、相変わらず天の邪鬼ばいね、財前は」

「あ、千歳!久しぶり!!九州から戻って来てたの?」
「まぁな、さっき着いたばかりやけど」


相変わらずの柔らかい雰囲気は癒し効果120%(調べ)だと思う

「千歳も大阪にいれば良かったのに〜、寂しいよね」
「まぁ、一応中学卒業したら実家戻る約束だったしな…仕方なかね」

「光!!誕生日プレゼントはあったっ…」



バシャン



…バシャン?


「あかん!小春が道頓堀に落ちた!!」
「嘘!?いくら気性の激しい光でもそこまでは…」


「あーん!あたしの等身大パネルが!!」
「印刷すんの大変やったんやぞ財前!」

「いらんし…」


「誰や!道頓堀に不審物投げ込んだ奴!!」
「やば…ずらかるで」
「はぁ!?何この会って即行大ハプニング!!私関係無いのに」
「えぇから来ぃ!お前も俺も一応進学校やし、色々まずいねん」



「もー…!」




と言うわけで小春の不審なプレゼントのせいで
真夏の大阪を駆け回る私達


「あかん、俺溶けてまう…日陰…」
「あはは!聞いた!?光溶けるって!
夏生まれなのに夏苦手とかマジウケ…っ〜!」



先生、背中に鈍い痛みが走りました…


「容赦無いな…女の子には手加減!」
「女?どこに?」

暑さにやられている上にバカにされ
かなりご機嫌ななめになっている財前君に
もはやかける言葉は見つからなかった…


「腰が…」
が50歳位老けたとね」
「千歳…ブラック突っ込み酷い
…にしても等身大パネル小春だってバレない?」

「こんなこともあろうかと、水に溶けるインクを使用したんや〜!
なぁユウ君!」

「消えるんは残念やけどなぁ」

「さ、流石IQ200…」
そこまで計算できるなら最初から作らなきゃ良いのに


「あ、あれ謙也じゃない?」

コンビニの窓越しに見えた男子学生

「アイツ待ち合わせ場所にも向かわんで何読んどんねん」
「バレんように見て来ますわ…一氏さんが」
「って、俺?!」



xxx


ガンガン音楽をかけて時々ニヤけながら雑誌に夢中な謙也

やっは高校生らしい本と言えば…


ユウジが後ろから覗いて見る

その光景を駐車場にタムロって見るメンバー…
っていうか私達端から見たらガラ悪くないかな



『月刊相棒〜今月は根強い人気、爬虫類と両生類をピックアップ!〜』



「可愛ぇなぁ…トカゲもええけど、やっぱイグアナやなぁ」



謙也うっとりしとる…気持ち悪いな


無言でコンビニを出るユウジ。
謙也はまだ気付いていない


「…?ユウジ、何で戻って来たの。声かければ良かったのに」

「いやその…俺には謙也の世界を壊せんかったっちゅーか…」
「何読んでたん?」

「何や爬虫類や両生類がめっちゃ載っとる雑誌…」
「…」





あぁ、なるほど






「もー!時間勿体ない!!私が呼びに行くよ」

一目散に雑誌コーナーに直進しよう、としたわけだが。

レジでバイト君と話している複数の高校生と目が合う
いかにも遊んでますって感じだな…
いや、大人から見たら私達も同じようなもんか


…どこだっけあの制服。まぁ良いや、今は謙也を


「謙―」
「なぁなぁ、遊ばへん?」


絡まれた
見事にあと一歩のところで絡まれた…

「いや、間に合ってるんで」
そして何が間に合ってるんだ

「え、まさかアイツ彼氏?」
「ないない、こない可愛ぇ子勿体ないやろ!」

…謙也に何て失礼な



「…まずい雰囲気かな、白石助けに行かんの?」

一方こちらは駐車場でやり取りを窓越しに見ているチーム


「謙也居るから大丈夫やない?もそないヤワや無いし」
携帯を打ちながら返答する


「ちゅーか謙也さん、笑える位気付いて無いんすけど」

「…」
自分の世界に入り過ぎやろあのアホ!



「この制服…めっちゃ頭えぇ女子高やろ!?何て言うたかな…」
「頭も良くて顔も良いとか居るんやな!こういうこと…」
「才色兼備!」
「そうやった?」
「さぁ…」


「―自分で言うなバカ、自意識過剰」

「あ、すいません」

「何や何や、こっちが連れか?」
「察しの通りや、散った散った」


邪魔な高校生を避けてとイグアナバカを連れてコンビニを後にする

「通すと思うか?」
「優等生君が随分としゃしゃっとるなぁ」

「な…何!?誰こいつら!?白石?!」

「あーもう謙也うるさい」
「うるさいって何やねん!あ、髪染めたん」
「謙也、一旦黙れ」
「白石もも何怒っとんねん?」
まさにちんぷんかんぷん

「ちょうど二対二や、ケリつけようやん〜」

「はは、二対二?」


ドアの先には…




「生憎、今日は仲間が多くてな」


「数いたかてお前ら同じ学校やったら勉強しかしとらんガリ勉の集まり…」


ところが威勢の良かった高校生が急に青ざめた

「ざ、財前…!」
「ひぃ、すんませんでした!!」







「光…あんた一体何者なの」

「―ただの音楽好きな高校生ですわ」





「嘘こけ!!アイツら血相変えて逃げよったやん!!」

「あれは兄貴絡みの問題っすわ、俺は別に、何も…」



加勢した、絶対加勢してるよこの目は!


「ガリ勉やて、こない見てくれでそう見えるとは。制服って不思議やな」
「でもやっぱ頭良い学校とかだと言っちゃわない?
あーあの高校だーとかって。」

「そうか?」
「さぁ…」


千歳も蔵ノ介も他人にあんま興味なさそうだもんな…
「聞く相手間違えた…」

一同、待ち合わせ場所に向かう




待ち合わせ場所っていうのが…


「せま!!何で部室や無いねん!」
「あぁ!部室っちゅー選択肢があったか!!」

「オサムちゃんのアホ!」
「ハゲ」


「誰や今どさくさに紛れてハゲ言うたん!!
まだまだ現役(?)や!!ハゲてへんわ!」



流石に一人暮らしの先生の家に11人はいくらなんでも狭かった



「早う学校に連絡してぇや」
「そうですわ、このままやと窒息死します」

「ちょっと待ってや、電話…小春電話取ってや」

家電から一番近い場所に居た小春に子機を取るよう頼む


「えぇわ、あたしが電話するー!」

「いや何言うて…」



「はい、四天宝寺中学校ですが」
「あ、私渡邊オサムの妻の」

「あー!!!ドアホ!!」



一身上の都合により子機略奪


「あーどうもすんませんー渡邊ですー」
「先生いつの間に結婚してはったんです?」

「いやめっちゃ独身ですから、あのー前の変なの一切気にせんで下さい」
「痛っ!」

妻を演じた元生徒を軽く小突く

「独身が自分で独身て言っとった…」
「めっちゃ独身て意味分からんたい」



一波乱はあったが、何とか学校のOKも出て私達は母校へと向かった
xxx



「金ちゃんも三年生かぁ、受験はどうするの?」
「わいなぁ、一生懸命勉強して、また白石達とテニスやるんや!」

「か、可愛い…!!」
蔵ノ介が三年の頃に比べるとえらい違い…!!

「こんな中三犯罪だよ…!何か分かんなかったらいつでも呼んでね!
たこ焼き持って駆け付けるから」
「ホンマに!?せやったら毎日呼ぶー!」


「うぅ金ちゃん…可愛過ぎる…!」


の今の顔の方がよっぽど犯罪やけどな」
「はは、言えとる」


「えぇ、どんな顔してるの?!」
「獲物を見定めるハンターの如く…」
「銀さん意味分かんないよ!」
「む…」

「金ちゃんに背越されちゃったねー」

「毎日めっちゃ牛乳飲んだんや!」
「えらいえらい」


「金ちゃんの立場時々羨しくなるんやけど、俺変かな」
「あぁ、確かに。守りたくなるタイプばいね金ちゃんは。白石も甘えてみるとか」

「いや気持ち悪いやろ、甘える俺想像したら…やっぱせんでえぇわ」

白石が甘えるなんて日がもしも来たら…
「きっと嵐が来るたい」
「は?」
「いや、何でも…」

くすくすと笑う千歳




「わー部室久々ー!」
「流しソーメン機が増えとる」
「増設したん!?何の為に!?」

早速突っ込む小春とユウジ

「貰いもんやー、お前らの後輩が人気でなぁ」

頭を抱えながら答えるオサムちゃん

「可愛い子おるん!?連絡してぇやぁ!」
「浮気か!死なすど!!」

「その下りも久々やな♪」


「四天のテニス部って何でイケメン率高いんだろうね?」
「さぁ、どうなんやろな」
…そうか、気付いて無かったんだっけ

「そういう部分だけは天然なんだから」
「?」



とりあえず(ようやくだけど)準備は着々と進んで、
パーティなんて言葉が一番似合わない主役を祝う会が始まったわけだ

「おめでとー!」
「一つ年取るだけでこない祝わんでもえぇやないですか」
「またまたー!本当は嬉しいくせにー」

このこのと腕をつつく
「ど突かれたいんですか」
「タイム!」
さっきの一件と良い、この子はやり兼ねない…
―しかしこんな笑わない主役も始めてだな。

「等身大パネルが落ちちゃったのが残念やわ〜、
仕方無いわね!ここは一つあたしを貰」
「断ります」


「そのやり取りも久々だな〜」


見てくれはそれぞれ変わってるけど中身は変わって無いなぁ…

「やっぱ私も男子高入りたい」
「せやから却下やて言うたやんー」
「えぇ、が男子高に!?」

「絶対あかん!!」
「ま、今は小春の一人パラダイスやからな」
蔵ノ介が補足する

「アイドルは一人で十分やの!」

「せやせや、小春だけで十分、いや十二分や」


「でもさ、実際男装したら通用するかな?そうだ、小春何か持って無いの?」
「あるけど…どうせ似合わんのがオチやで!
テレビみたいに上手く行くわけ無いんやから!!」
「とりあえずやってみようよー、私の制服貸してあげるから」

「ホンマに!?いやぁ〜それなら仕方無いわぁ〜!!」


「…そう言えば小春、の高校の制服着たがってたからな…」
「ちゅーかセクハラですわ」




xxx
数十分後…
更衣室から先に戻って来たのは小春だった

「ヤバい!あたしめっちゃ可愛くない?!」
「ヤバいわ小春!似合い過ぎ!!」


…(約一名を除いて)沈黙

「えぇー!何で沈黙!?」



「…ちゅーか化粧上手いな」
口を開いたと思えばどんな褒め言葉だ、謙也
「なぁ蔵リンありやろ!?これはありやろ!!」


「まぁ…無くもないな」
カツラ被ってればの話やけど

「せやったらと別」
「却下!」



「で、さんは?」
「あぁ、今更恥ずかしがってなぁ。ほらーもう後戻りするにも遅過ぎんで〜!」

ドアに隠れるの腕を引っ張る女子…いや、男子校生


「や、やっぱ良い」
めちゃめちゃ違和感…!


あのイケメン軍団に見せる自信が無い


「出る順番逆が良かったなぁ、まぁえぇからほらー!」

「ちょっと!」






全員沈黙





「だから言ったのに!もう着替えるから行くよ!!」
「まだダメや!これから撮影会あるし!」
「そんなんどうでも」


「は、はい!?」

会話を遮られ蔵ノ介に名指しされる


「随分とまぁ可愛ぇ男子になったな」


「…はい!?」
何を急に言い出すかと思えば…

「そんなんで編入して来たら襲われるで」
「ちゅーかめっちゃ似合っとるやん!可愛ぇわぁー!!」

「みんな!フォローなんてせんでもえぇんやで?!」
「そうだよ、男子高の制服似合ってもあんま嬉しくないし!
はっきり言ってくれた方が…」

はん、ありやで」
「え、銀さんまで!?」
「いやー!!!誰か否定してや!!可愛い子部門はアタシで決定やろ!?」
イヤイヤと頭を抱えて困る小春


「せやかて、めっちゃ似合ってるしなぁ」
「こんまま帰っても良い位ばいね」
「千歳、冗談キツいよ!」

人生初の男装は成功に終わったのか
散々イジられたまま幕を閉じた




そして帰り道
「光、彼女作らないの?」
「何ですか唐突に」
「いや、居ないのが不思議で」
「好きな人に彼氏が居ったらいつまで経っても彼女なんて出来ませんよ
…別にそれでも俺は気にしてへんし」
「まだ諦めてないんだ」
「諦めてない…ちゅーか、俺に付いて来れるんさん位しか居なくて」
「じゃあそのサディスト加減をもっと抑える事だね」
「偽った性格で付き合うなんて無理ですわ」

こんな個性的な子を彼氏に持つのはきっと大変だろうな…
「あ、エクスタシーな風」
「どないな風やねん!!」

「…」

「白石さんもかなり個性的やと思いますけど」
「そ、そうだね」



END


>>>コメ。<<<
高校設定なお話。年齢操作夢は初めて書いたんですが
中学と舞台が違う位で四天メンバーは基本変わってません笑
でも楽しくなっちゃってかなり長話になってしまいましーた
物凄い遅れてしまいましたが一応光誕生日を祝おう夢でした



>>>モドル<<<
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