***Time of patience***
今を必死に生きていたい
笑って迎えられる明日が当たり前の様に過ぎて欲しい
考える時間はたくさんあるけど
どうしても前に進むことができないんだ

Time of patience


「あーーー!!」
「うわ、ビックリした!」
「うっさ…」

帰り道、四天宝寺テニス部と一緒に居た時の出来事だ。
謙也がキラキラした目で見つめる先には
大きなペットショップ

「・・・あぁ」

一同納得。

の、窓から見えるイグアナ。


とんでもないスピードで窓に貼りつく謙也。
もはや誰にも止められないカケオチ・・・なんちゃって
「どうする?置いてく?」
「店員さんめっちゃ引いてますけど」
「ちょっと見て行かん?」
「まぁ、千歳が言うなら・・・」

ぞろぞろとショップに入っていく四天ご一行。
物珍しい動物毎日見てるであろう店員さんが
私たちのことめっちゃ物珍しそうに見てるよ・・・

しかも入った途端皆好きなところ行っちゃうし・・・ちょっと!
仕方ないので私は順に見て行くことにした。

「かーわーいーいー!アタシそっくり!!」
「ホンマやー!小春そっくりやん!!」

…小春とユウジが見ているのはウサギのコーナー。

「小春さん!小春さんそっくりな動物こっちに居ましたよ!」
(珍しく)笑いながら小走りで駆け寄ってくる光。
「えっ!?どれー?」


そこには・・・
「み、ミニブタ!?」
「ほら、声までそっくり」

「くっ・・・!」
笑うな・・・殺される・・・!!けどウケる!

「うわーん、光あんまりやぁー!!」
「コラ!!小春泣かすなや!!」
「泣かしてませんー」

必死に笑いを堪えて移動

「・・・」
珍しく静かに何かを見ている金ちゃん。
「金ちゃん、何見てるの?」
「あ、ー。見てやこれー!」
「ん?ハムスター?」
「丸くてたこ焼きみたいな色して美味そうなんやー!」

・・・金ちゃん!

xxx

「可愛い」
オモチャでじゃれている猫を見つめながら呟く千歳を見つけ
店員さんが思わず声をかける

「よ、良かったら抱いてみます?」
「良いんですか?」
「えぇですよー!」
わ、私を・・・!違うか!!

「どうぞ!」
「わ、小さかー。可愛い」
「みゃぁ」

ね、猫が羨ましい!!

「あ、めっちゃ可愛ぇー!俺ん家の猫の方が可愛ぇけどな」
「親バカならぬ猫バカばいね」
おっとイケメンもう一人!?

「せやせや、あっちでおもろい動物見つけたんや!」
「行く行く!店員さん、抱かせてくれて有難う御座いました」
「え?あ、いえどういたしまして・・・」
か、かっこいい・・・!かっこよすぎやろ!!


「?」
…光何見てるんだろ

「…」
これ巻きつけたら絶対おもろいな
「ぎゃー!ヘビ!!ニョロニョロ!!」
「うるさいですわ、何ですかいきなり」
「良くそんなじーっと見てられるね・・・無理!ほら鳥肌立ってる!!」
「あ!さんの足元」
「いやー!何!?」

「靴紐解けてますよ」


「くつ・・・光!!」
「何怒ってはるんですか、折角親切に教えてあげたのに」
「もう良い!」
コイツ・・・!



相変わらず意地悪な後輩はさて置き。

「うわー、大きい亀」
「奥床しさを感じるな」

クスクス
「む、何やはん」
「いや、銀さんに亀ってベストマッチっていうか・・・」
「そうか?」
「うん」

「・・・人生」
「え?」
「人生は七転び八起き。空元気も程々にせんと体に悪いで」
「銀さん…気付いてたんだ。んー、師範には隠せないね」
「わしだけや無いと思うがな」
「まぁね・・・。いやぁ部活でミスったこと気にしちゃって・・・」
「何かしとったか?」
「あのね、実は・・・」


銀さんに耳打ちしながらミスを暴露する



「あの二人、亀の前で何やっとんねん」
と師範ってそんな仲やったと?」
「さぁ?」


「あはは!!」
「ぎ、銀さん!静かに!!」
にしてもこんな爆笑してる銀さん始めて見た

はん、それは・・・!ははは!!」
「何ていうか、私もボーっとしてて」


「…しかも銀めっちゃ笑っとるし」
「あぎゃん笑っとるのも珍しかね」


「ま、真面目に反省しとったら逆に可哀想やで」
「言った方が良いかなぁ」
「いや、それはあまり気にせんでも大丈夫かと。」
「そう?あー!!まだ笑ってる!」
「す、スマン・・・!」

xxx



そうこうしているうちに気がつけば日はすっかり暮れていて、
帰り道唐突に白石と千歳に呼ばれた

「なぁ、
「な、何二人してハモっちゃって」
「さっき銀めっちゃ笑っとったやろ?」
「一体何話してたんか気になって」

「あぁ、あれ?あれは・・・銀さーん、さっきの事話して良いと思う?」
「まぁえぇんやないかと・・・」
「って、思い出し笑いしてるし!…耳貸して」


今日の部活の時、謙也にタオルと雑巾間違って渡しちゃったんだよね


「・・・マジで?」
「マジで。」
「謙也、気付いてなかったと?」
「うん。何か洗ってたの紛れ込んでたみたいで」


二人が大ウケしたのは言うまでも無く。


「はぁ〜、やっぱイグアナ最っ高やな」

知らない方が本人の幸せと言う言葉が良く似合うようで。




END


>>>コメ。<<<
お、何か銀さん寄りな逆ハー!(パチパチ
ペットショップネタ。千歳に抱かれたい・・・!(姉さん!
大阪にこんなペットショップあるのか調べてる途中でPCフリーズしました(ちーん
本当は光がコウモリ見てたりとかにしようかと思ったんだけどヘビで。

冒頭文+タイトルはロコの曲より。素敵な歌詞&曲で御座います・・・!



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