***幸せの眩暈***
眠る時も、目覚める時も、君の声を聴いてたい






、こっちこっち」

屋上へと続く階段を、ポンポンと飛ぶ様に掛け上がる。
何段か上った所で振り返り、後をついて来る愛しい君に手招き一つ。

「もっと、ゆっくり行こうよジローちゃん」

肩を大きく揺らす彼女を見て、知らず知らず笑顔になる。









〜。膝枕」

「ハイハイ」

春の日差しは暖かい。眩いほどの光がジローの髪をより明るく見せる。






。オレが起きた時もちゃんと側に居てね」

「分かってますって。ジローちゃんを置いてどっかになんて行けませんて」



その言葉を聴いて安心しきったのか、そのままジローは深い眠りに堕ちていった。


















"星のような瞳を輝かして、泣かないで"



の手がジローの髪を優しく梳く。
覚醒していく中で、の歌声が耳に心地良く聴こえる。



"きっと明日は雨が降るでしょう、独りぼっち、たった独りぼっち
 美しい微笑みに痛みを隠して、あなたは風、私の翼を運ぶ"







……」

「おはよう。ジローちゃん」

「ん、おはよー」

「ねぇジローちゃん。ココに座って」

目覚めたばかりのジローに、がポンポンと床を叩く。
ジローはなんだろうな?と思いながらも、言う通りにする。




「ふわぁ〜い。座ったよ。で?」

「で、目を瞑って」

「目、瞑るの?」

「そう。寝ちゃダメだからね」

ハイハイって言いながら渋々目を瞑る。

「で、次もあるの?」

「正解!手を出して。こう前で開いて」

「ホイホイ〜〜っと、こう?」


言われたままに、膝の上に掌を差し出す。
すると、ポンと掌に何かが乗る感触が。



「ジローちゃん、目開けて」

パチッと目を開いて、まずの顔を見る。いつもの笑顔。
次に自分の掌に乗ったモノを見る。
小さい箱、綺麗にラッピングされていて。
テッペンに赤いリボンがかかってる。


「????」

「ジローちゃん」

「ん?」

「お誕生日おめでとう!!」

の顔と自分の掌。交互に見て―――。





Happy Birthday!!






>>>しぃな姉様ヨリ<<<
ジロちゃん、お誕生日おめでとう!!!
ブン太の後にすぐジロちゃん。。。
久々なジロちゃんです。やっぱり彼は掴めない……。

余談ですが、ヒロインちゃんが歌ってる歌は
ベッド・ミドラー主演の映画『フォーエヴァー・フレンド』
の中で歌われる歌です。


>>>感想<<<
そうです。姉ちゃんがメルで「ジロハピバドリ送ったよ」って。。。
ジロたんの誕生日だったのかぁ。。。あ、ホントだ(20.5参照)
甘いねぇ、姉ちゃん甘い〜(笑)次はなんかシリアスなのがいいね(ヲイ
俺様になってない〜。凄い今回めっさジロたん可愛いよぅ〜(泣
わざわざ有難うございました〜。(ペコリ。



>>>モドル<<<
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