時々意味もなく、泣きたくなる事がある そんな日はレンタル・ビデオ店で 山の様に、感動できる作品を借りては、 一晩中、声をあげて泣く。 そして、今日はそんな 意味もなく『泣きたくなる日』だった。 翌日、鏡を見ては焦った。 目は赤く、瞼は腫れ上がってる。 これでは、泣いてた事がばれてしまう いや、でも夜更かししたことにすれば…。 制服に着替えて家を出た。 学校に着いてからも、なるべく顔を見られないように 俯きがちでいたら、親友達に心配された。 顔を上げて『大丈夫』と言うと、 親友達は私の顔を見て、慌てて『どうしたの？』と 聞いてきた。 仕方なく、本当のことを話すと、 皆呆れ顔のまま、一斉に席に着きはじめた。 もそんな薄情な親友達に習って、自分の席に着いた。 「おはよう」 隣から声をかけられて、も同じ様に挨拶を返した。 が、声をかけた隣の人物は、 の顔を見てギョッとしている。 （ヤバイ見られた！？。どーしよ〜〜。こんな顔を…… よりにもよって、なんでこの人に〜〜） ガバッと下を向くを横目に、 彼はシレッとしながら席に座った。 だが心中穏やかではない。 隣の席の手塚国光は、の顔を見て驚いた。 目が赤く、瞼は腫れ上がっていて―― （泣いたのか？……何かあったのだろうか？） 気になるが、あえて（？）何も聞かない寡黙な手塚と、 俯いてばかりの、 二人の思いは交差すること無いまま あっという間に時間だけが過ぎていった。 放課後になり、人が出払った教室。 オレンジ色の日差しの中、 はポツンと窓際の席に座り 窓の外を眺めてた。 （テニス部だ。あっ手塚君見〜っけ） （あの時の手塚君の顔傑作だったな〜 ………そんなに私凄い顔してたかな？） そのままは、机に突っ伏して、静かに泣いた。 別に悲しかったわけじゃない。 ただ、ただ泣きたくなったから。 身体を小刻みに震わせながら、 は静かに泣いた。 漸く涙が引いて、顔をあげたら―― 「泣き止んだのか？」 あの手塚国光が居た。 「なっなんで？部活は？」 「忘れ物を取りに来たんだ」 慌てふためくとは反対に、 腕を組みながら静かに手塚は答えた。 だがその声はとても低く、 どこか怒っている様にも聞こえる。 「へえ〜そうなんだ。私もう帰るから」 急いでは鞄を手にし、席から立ち上がった。 その時、腕を掴まれた。 「何故……何故泣いていた？」 「…………」 「何か嫌な事でもあったのか？ 昨日も…泣いたんだろう？」 は小さく頷いた。 「何があった？何かひどい事をされたのか？」 「別にそんな事はないデス、ハイ」 「じゃあ何があって泣いてる」 「別に…これと言って何も…ない…デス」 はばつが悪いのか俯いたまま 途切れ途切れに言葉を発した。 「はっ？」 「だから、特に泣いてた理由はないの」 「じゃあ何故泣いてた」 「ただ…ただ泣きたくなったから」 「泣きたくなったから？」 手塚の眉がピクッと動く。 「そう。時々そうゆう時があるの」 「じゃあは、特に理由も無しに泣いてたのか？」 「そうだけど」 「そうか、ならいいんだ」 手塚の声が穏やかになる 「何がいいの？？」 「何かあったのかと心配したんだ」 「心配…私の？」 「ああ」 「手塚君が私の心配を？」 「ああ」 「それは…どうも有難う御座います」 はぺコリと頭を下げ、お辞儀をした。 「………………」 急に手塚が俯き無言になった。 心なしか、肩が震えていて。 はそっと手塚の顔を覗き込むと――。 「笑ってる？」 「……クッ」 「あのぉ〜モシモシ？」 「クッ……なんだ」 「なんで笑うのよ」 「いや…らしいと思っ…」 言い終わる前に、堪えきれず手塚はまた、 口元に手を当てて笑い出した。 が頬を膨らませて不機嫌になるのを見て 手塚は声をあげて笑い始めた。 「ちょっと手塚君！！私怒ってるんだけど」 「今度からは俺の胸を貸してやる」 「はい？」 「泣きたくなったら俺の所に来い」 「あのぉ〜？」 「一人で泣いたりしなくていい」 「なんで」 「泣いた顔が、見てみたいんだ。」 そう言って手塚は、の頬に流れ伝う 涙を唇でそっと拭った >>>しぃな様ヨリ<<< たんなるアホ話。 これこそ駄文。無駄に長いし… 許してください。 マジで何が書きたかったのかサッパリ… しかし、これはギャグ？ >>>感想<<< え、姉ちゃんの性格モロ出じゃないですか(ﾈﾀﾊﾞﾚ 手塚氏が爆笑してますよ!!滅多に見れない爆笑シーン(ｷｬ その前にアップかなり遅れて申し訳ないです↓↓ ギャグなんてそんなことないっス。むしろホノボノ？ >>>モドル<<<

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