***彼女の機嫌の直し方***
久しぶりに恋人と過ごす休日。
雑誌に載ってるお勧めスポットにでも行こうか?
それとも、新作映画を見に行こうか?
ショッピングモールを歩いて回るのも楽しいよね。




そんな一日になるはずだと思ってたのに、
この目の前にある現実は一体なんなんですか?





こんなに天気が良いのに、私は部屋の中に居る。
大好きな彼は、どうしても今日中にまとめたいデータがあるとかで
机の上にあるパソコンの前に座りなしっ放し。
一度もこちらを振り返らずに、ただキーボードをパチパチと。
飽きもせず、2時間も。




私は貴方の広い背中を見るためにココにいるのですか?





暇つぶしにでもと読んでた本も読み終わり、することの無くなった私は、
この愛しい恋人の背中をただ睨むだけ。





でも、それにも段々と飽きてきて……。本当なんで私はココにいるんだろう?
アイデンティティーのなんたらなんてものを頭の中で考えてしまう。
彼にとっての私って何ですか?
休日、天気の良い日に部屋にこもって彼女ではなくてパソコンと
向き合ってる恋人って、世間一般的にどうなのかな?




窓の外を見れば、青色の空が茜色へと変わろうとしている。
私はワザと彼に聞こえる程の溜息を零した。
が、相も変わらず彼は、パチパチと指の運動を続けている。





「貞治君?」

「ん、どうした?」

"どうした?"じゃないでしょ!!
大体声掛けてるんだから、こっちを向きなさいよ!
人として失礼でしょ。


「私、帰る」

「待って。もう終わるから」

「いいよ、もう帰る。どうぞ心行くまでおやりになってください」

彼が私の事なんて見てない事は充分分かっていたけど、
私は手を上げてヒラヒラと振ってみる。
ドアノブに手を掛けた時、大きな手が重なった。



「ねぇ」

「何、?」

「手、離してくれない」
「帰す気なんてないんだけど」
「でも私は帰りたいの。貞治の背中見るの、もう飽きちゃったし」

「じゃあ、今から俺の顔でも見れば?」

「…………」

感情が見えないやり取りの後、そんな科白。
ドアノブを掴んでた手は、大きな彼の手に捕らわれた。
気付けば私自身も彼の腕の中に。
大きな手が、私の背中を擦ってく。



「穴が開くほど見てあげるわよ。覚悟は良いかしら?」

「勿論。じゃあベッドに行こうか」
「なんでよ?」

「俺も穴が開くほどの顔を見させてもらう。で、ついでだから
 愛情の確認もね」

「勝手なんだから」
「そんな俺も良いだろ?」

「次はないわ」

「なら、次は別の作戦を考えなくちゃ」






>>>しいな姉様ヨリ<<<
かなり久し振りの乾さん。
私的には結構お気に入りです。
ココの所休日ネタばかりかいてます。
てか書きたいんだもん、普通に過ごす日々を。
なんで私の中では『休日ネタ強化月間』(ドアホゥ←スラダン流川風に


>>>感想<<<
私はミッチー激ラブでしたよ(話題が違いますって)
ちょっと大人な感じですよね(どんな感じだってな 笑)
この後はベッドインか〜(コラ)そこまで書いて欲しかったな(ぇ
そんな乾も見たいと思われ。。。(何考えてるんだか・・・。)
休日ねぇ。そう言えば青学多いよね、姉ちゃん。



>>>モドル<<<
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