空に吸い込まれていく煙
煙草は体に悪いから控えるべきだけど
困ったな、絵になるんだよ―アイツは



100円


「―煙い」
「何?」
「何でそんな毎日毎日同じものを吸えるかなー」
「美味しいから」
「中学生の分際で…絶対長生き出来ないよ、仁は―」
「うっせぇ」


中学校から吸ってる人って
一体何歳まで生きれるんだろう?




「でもさ」
「…」
「仁が煙草吸ってるトコ結構好きなんだよね」
「んだよ、急に」
「いや、何か煙草吸ってる人は沢山いるけど」

「とりあえず仁は似合う(笑」

「それって褒めてるわけじゃねぇよな」

「―うん」

「チッ、ホントお前意味わかんねぇ」
「―仁の女になるくらいなんだから意味がわからない位な存在じゃないと」
「それどういうことだよ」
「だってー端から見たらかなり怖い存在じゃん」

「他校に殴り込みに行くわ、暴走するわ、喧嘩するわ…」

「…ケッ、そういう状況にするあいつらがいけねぇんだよ」
「ま、そうかもしれないけど」

「そんな破天荒な仁が私は好き」

「…それは」

「褒めてないけど褒めてるつもり(笑」

「…好きに言ってろ」




「…あ」


「ハイ、火」


「―何で吸わねぇお前がライター持ってんだよ」

「こういう日が来ると想定したからv」

「ってかむしろ今日の朝買ったんだけどね。役に立つかなとか思って」

「どーせならもっと高いライター俺にプレゼントとか…ねぇの?」

「高いライター買ったって仁絶対無くすもん」

「―チッ」

「やっぱ煙草の定番は100円ライターでしょ」

「…言ってろ」



二人で付けた火は
灰色の煙となって
空へと吸いこまれていった

吸いこまれていく煙と
妙に似合う煙草吸う彼をココで見ていたい


飽きるまで――ずっと―ずっと―――







>>>後書き(っていうより言い訳<<<
どうも、駄文屋です(一礼)別サイトの相方が挑戦してた
『ドリーマーさんに100のお題』っていうのを見てて
どーしても100円書きたくなって書いた超駄文(ここ、重要)
うちは煙草苦手なんだよな(どーでもいいって



>>>モドル<<<
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