***いや、ホント申し訳ない↓↓ ***
世の中有り得ないくらい病んでる
そう思ってならないよ、私―

みんな、みんな―――




フェンスの向こう

何もかもが辛い
屋上から見上げる青空が憎い
今の私はただの抜け殻だ―



「―なんで…」



フェンスの向こうには行けない
フェンスに近づくことも出来ない
大きく圧し掛かるその壁を私は越えられない




「…いいや、もう気にしない。勉強に励んでめっちゃ頭良くなってやる―」


生きる希望が『恋』から『勉強』に方向転換したあの日
フェンス越しで見ていた風景ともお別れ。




とりあえず失恋した後の景色はとてつもなくムカツク
そして良くあんな凄い相手に告白したなということで自分を褒めたい



「―帰ろ」








・・・・・







「また告られたんだって?」
「・・・あぁ、いつも部活見に来てたヤツに」
「部活見に来てたヤツってずいぶん沢山いない?名前も知らないコでしょー」
「―いや」
「えぇ?跡部が名前覚えてるコなんてかなり珍しくない??ねぇねぇ、誰、誰?」



「…


「え?」


―――」




「…跡部…それで―返事は―――」



「断った。」


「そっか」




―ジロー、お前があんなこと言わなかったらきっと今頃・・・



・・・・・




「ねぇねぇ、あのコ俺の好みなんだけどvv」
「へぇー、どれだよ?」
「ほらーいっつも隅っこの方で部活見に来てるあのコ!!あのコーvvマジ好みなんだけど」
「フーン―――」






「跡部!!あのコの名前分かった!!」
「…何で報告すんだよ」
ちゃん!ちゃんって言うんだって!!」
「―どっから情報得てんだよ…」
「1コ下で日吉と同じクラスらしくてー聞いてみたvああ見えてめっちゃ負けず嫌いなんだってー」
「ああ見えてって…お前失礼じゃねぇか?」
「だってー見た目勝気に見えなくない??何か控えめって感じー」


―勝気な女ねぇ…悪くはないよな
けどジロー散々騒いでるし



・・・・・・





「跡部」
「んだよ?」



「ホントに断って後悔してない?」


「別に。それにアイツはジローの女だろ」

「いや、まだ俺のモノではないって」

「どの道そうなるんじゃねぇの」

「んー…いや、ちゃんが跡部好きだったって聞いたから
俺諦めようかな…あのコのことだから今頃別のことで頑張ってる気がするC−」


「むしろもう恋なんてどーでもいいみたいに思ってるんじゃないかな(←大当たり」



「…んじゃぁ、どの道くっつかねぇってコトだよな」

「…さぁ?今から言いなおすだけ言い直してみるのもアリだよ?」


「後悔したくないならー…行きなよ。俺は新しい恋を探す!
それか跡部が別れたら頂く☆」

「ジロー…お前今かなり我慢してるだろ」

「…バレた?(笑」


「友情を崩したくは無いからよ」


「女一人で崩れる友情じゃないって」


「―ハンッ、言うじゃねぇの」


「この位は言わせてよ」




・・・・・・




「…わ、分かんない…けど勉強で勝つ!絶対勝ってみせる」


―しかし私こんなバカだったのか…(痛






!降りて来い」





…窓の外から…ど、どちら様って聞かなくても概ね予想は付くけどさぁ…


「…な、何ですか…(恐」

「降りて来いって言ってんだよ、聞こえなかったのか?」

…こ、殺されるかな…なんかボディーガードとかSPとか来て撃たれないかな…

顔面蒼白
意識朦朧


「…先輩、あの…命だけは―」
「あ?お前何言ってんだよ」
「だから、たかが告白の一つや二つ、する自由は誰にでもあるじゃないですかー」
「あのなぁ」
「あれ、銃とか刃物とか持ってる人はどちらに?」
「まぁ、俺様の話を聞け」
「…は、はいっ…(恐再」

「いいか?お前は今から俺様の女になる。分かったか?」




…ん?何故?
「あのー…何を言ってるのか分からないんですけど」


・・・


「挨拶代わりだ、ありがたく思え」




「…跡部先輩?あの、あまりにも色々なことがいっぺんに起こってついていけないんですけど」

「フった相手に慰めてキスするのが先輩の礼儀なんですか??」



「お前、思ったより鈍い」

「に、鈍いとか失礼じゃないですか!こう見えてもしっかりしてます!!」



「これからは好きに呼んでいいし、タメ口でいいから」

「え、だってさっきフったのに」

「こっちにはこっちで色々理由があんだよ、まぁ時期が来たら話すけどな」

「え、じゃあ私の『恋』から『勉強』転換が早くも崩れる」

「勉強って…そんな出来んの?」

「…いやぁ…さっぱり…けど見返したくて頑張ってたのは事実(さっきからだけど」

「―一から分かるまで教えてやる」

「え?」

「分かるまで教えてやるから」

「ホント!?」

「その代わり、分かるまで帰らせねぇからな」

「…ってコトは―」

「早く勉強道具持って来い」



「は、はいっ;;」






『恋』と『勉強』が両立した瞬間

フェンスを越えることも出来た
壁なんてもう存在しない
フェンスの向こう


そこにあるのは―――。





>>>コメントと書いて言い訳と読みたい(無理<<<
駄文屋でーす。またまた相方のお題見てて書いてみた(結局無理だった
なんでか気付けば年下設定。相手は跡部(なんでだろ…
そしてジローが悲しんで…(あぁ何て事を…/マテ


>>>モドル<<<
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