***かげろ。***
忘れねぇよ、いつまでたっても

かげろ。


星が凄く綺麗だった。
去年・・・去年だったら隣にさ、ほら…なんつーか…




去年の夢を見た
朝起きたら、顔に一本筋が出来ていた。


どうやら泣いていたらしい。




いっつも帽子被って自分の顔隠して。
もっと自信持てよ何て軽く言ったら
―私、日光弱いから。
なんて、曖昧な返事が返って来てさ―
お前はモグラか!って言ったっけな。



そんな会話してたからまさか振られるなんて思ってなかったし
きっとずっとずっとこのままの時間が流れるんだなって思ってたし。




xxx
「ブン太はさ、何でも好きなんだね」
「お前バカか?俺が好きなのは・・・」
「俺が好きなのは?」
「―やっぱ何でも好きかも」
「ほらー!だから言ったじゃん!バカ撤回ー!」
「う…そんなこと言った?言った?俺」
「言った言ったー!!」



凄く他愛無かった。他愛無い会話をしながらいつも2人乗りしてどこまでも走った
俺は持久力を付けるためってのもあったし、とずっといたいってのもあったし。
そう言えばは何か思ってたのか?俺といたいとか―

って本当軽いな」
「え?」
「いや、後ろに乗ってても乗ってないみてぇ」
「そうでしょー」
「そ、そうでしょって・・・」
「かげろう」
「ん?」
「―私ってまるで蜉蝣みたいだよね」
「蜉蝣?」

その時、俺は蜉蝣という存在をよく知っていなかった。
でも後になって生まれて始めて辞書を引いた言葉、それが”蜉蝣”だった


「そのうちふわっと消えてさ、ブン太の中からも存在が無くなっちゃうんだよ」
「何でそんなこと言うんだよ!!」

俺は思わずチャリを止めてを下ろした

「怒った?」
「怒った。」
「…ゴメンね。でも―」


が『でも』の先を話してくれたのは3ヶ月も後の話になる。
話す…むしろ書いてたと言った方が正しい



俺は何も知らないままその場でに別れを告げられて、ボー然とした



『ブン太は人を笑わせる才能がある!お笑い芸人になれ!!』

そんなばかげた話とか、何でか知らねぇけど今になって急に頭から出て来る





次会った時は、自身では無く、一通の手紙だった




「ブン太、これを見てるってことは多分全て悟ったと思う。
だから書けるだけ書くね。

前に蜉蝣の話したの覚えてる?
まだ蜉蝣の意味良く分かって無かったらこれ読み終わった後にでも調べてみて。
その時は、私なんてぱっと消えちゃってもブン太は気にしないと思ってた。
現に、チャリ乗ってる時に『いるかいないかわかんねぇー』的なこと言われたしさ(笑
でもこれ書いててやっぱ忘れて欲しくないって思ったのね。あー・・・ゴメンね;;
蜉蝣は短命であっという間にその一生を終えるから
その存在をいつしか本当に忘れてしまう物って感じで―
きっと自分もその部類に入るんだって思ってて。


だけどブン太には存在を消して欲しくないなってさ。あ、別に幽霊で出るわけじゃないよ!?

私、ブン太と過ごしてる時間が一番幸せだった。本当はこの一言を直接言いたかった。
けど恥ずかしくて言えなかった。」




―私は蜉蝣じゃないよね、きっと。






今でも時々一人でチャリに乗ってると後ろに気配を感じたりする。
の事だろうから俺が心配でわざわざ見に来てるのかとかすげぇ思うけど
ひょっとしたら単なる勘違いかもしれねぇ。確信は持てないモンだからさ。

けど俺は絶対勘違いじゃないって思ってる。
俺の事心配してくれるのは嬉しいけど、そんなこっちに遊びに来てたら疲れるだろ?
だからもう安心して向こうで見守っててくれよな。


でも一つだけの意見に賛成出来ない所があった。

俺は、蜉蝣だってきっとどこかで生きてると思う
それは蜉蝣が残した子供の心の中とか本当どこだっていいんだけど
きっと、きっとどこかに絶対残ってると思うから。
だから絶滅しないんだろ?この先、ずっと残したいって意思が続いてるからさ







「って、体験文に書いたらリアリティ無いって言われたぞ、!!」



「丸井君の体験文、これ本当にあったこと?」
「勿論、体験文ですから!!」
「そうね・・・丸井君がねぇ…」
「せ、先生まさか信じて無いんですか?!蜉蝣は短い人生を大切に―」
「えぇ、分かったわ。じゃ、教室戻って」
「…はーい」


この時俺は納得の行かないまま渋々教室に戻って行ったが
そんな体験文が他の先生達に好評を受け、学年選考に入ったのは
また少し先の話になる―
無論、文はかなりの書き直しをくらった。
いくら添削とは言えあんなに真っ赤になった作文用紙を見たこと無かったから軽く凹んだ。



蜉蝣の想いを多くの人に残せれば良いな、





コメ。

最近丸井何か甘くないな(苦笑
丸井は純粋だからこういうの書きやすい(でも駄文
突発的に思い付いたのをいきなり書く人なのですみません↓↓
何ヶ月ぶりかな、久々の夢で駄文本当申し訳無いです(orz
蜉蝣って一発で出て来なくて困った…大丈夫かなHTML(心配
最初から丸井の作文ってオチ(笑)こんなん書く中学生いねぇよ!(突っ込み



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