***VIRTUAL-GIRL-FRIEND-X01-***
VIRTUAL-GIRL-FRIEND-P01-

その日、監督は相変わらず気難しそうな顔をしながら
音楽室へと私を呼んだ
「監督、話って」

ピアノを弾いていた監督が私の存在に気付き、手を止める

「U-17の話は聞いたか?」
「はい、部長から」
「同時に手伝いとして各校のマネージャーが数名呼ばれる事になっているそうだ」
「そうなんですか、大変ですね」
「うちの学校からも一名出して欲しいと言う事で、お前を推薦しようと思っている。
無論参加不参加を決めるのは一存に任せる」
「・・・えっ」

U-17は言うなれば高校生がメインの選抜のようなものだ。
すっかり他人事だと思っていた。

頭がついて行かない

「そう言えば、全国大会の時に白石が挨拶に来ていたな」
「か、監督にですか?」
全然知らなかった・・・


xxx
あれは全国大会が終了した直後の事だ

「榊先生」

聞き覚えの無い声。
振り返った先に居たのが白石だった

「・・・君は、四天宝寺の」
「部長の白石です。知って頂けて光栄です」
軽く会釈をしながら名乗った部長


「何か用かな」
「こんな事、言うてもえぇのか分からんのですけど」
「うちのとあるマネージャーは入学した当初から天真爛漫過ぎて
部長が本当に手を焼いていたそうだ」
「それって・・・」
榊先生、知っとったん?

「顧問として白石君に一つ尋ねたい。部員が何か迷惑を掛けたりはしていないか」
「・・・正直、困ってます。
今まで守る物なんて無かった自分に守るべき者が出来てしまった事が。
やけど、今がいっちゃん幸せやと思ってます」
「そうか、その言葉を聞いて安心した」
「あの、先生その事聞いてはったんですか?」
「この歳になれば、見ていれば分かるものだ」


去り行く榊の背中に向かって
白石は暫く頭を下げていた

xxx

「そんな話一言も言ってなかったけどなぁ」
「それより今はマネージャーの件だが・・・」
「あ、すいません!勿論行きます!」
「そうか。では、返事を出しておく。行ってヨシ!」
「失礼します」



・・・


「・・・いよっしゃー!!私の時代が来たよこれー!!」
「廊下で何叫んでんだよ、うるせーな」

パコッと頭を叩かれ、振り向いた先に居たのは

「宍戸・・・だって・・・私もU-17に参加出来るんだもん」
「あぁ、マネージャーの話・・・って、お前が!?務まんのかよ」
「失礼な!見てたでしょ?全国大会での私の活躍っぷり!」
「良く言うぜ、後半ずっと四天宝寺のマネだったくせに」
「う・・・」
い、言い返せない


と、とにもかくにもだ。
また皆に会えると思うと嬉しくて仕方が無い。


けど、

「蔵ノ介には内緒にしておこ〜♪ビックリするかなぁ」


xxx
一方、こちら四天宝寺では・・・

「うちの学校からはお前でえぇかな、全国も行っとるし」

オサムちゃんもマネージャーを呼び出していた。
そう、の事が大嫌いな白石を想うあのマネージャーである。
「別にえぇけど・・・氷帝からも来るん?」
「そやなぁ、リストには入ってたけど」
「えー、せやったらまたあの子と会う事になるやんか!嫌やわー」
「さぁ、各校誰を選んだのかは俺にも分からんからなぁ」


・・・




「白石君」
「んー?」
「U-17のマネの話、知っとるやろ」
「あぁ、手伝いで行くんやて?頼んだで、マネージャー」
「氷帝のマネが誰なんか知っとる?」
気になって仕方が無いマネージャーは部活が始まる前に白石に聞いてみることにした

「いや、知らんけど」
「全国の時に居った、あの子とちゃうん?ちゅーかそう考えるのが普通やし・・・」

「せやったらえぇんやけどな」
からは今の所何も連絡無いし、そない上手く行く筈・・・

・・・結局、失敗に終わったわけだが。


その日の夜、からのメールにはこう書かれていた

”選抜のマネなんだけど、他の子に決まっちゃってね〜。残念。
やっぱりそこら辺は実力重視の氷帝ならではっていうか。
あ、私より仕事が出来て大人っぽい子だからって浮気しないでね(笑”


・・・


それに対し、白石が返したメールはシンプルな物であり。

”せやったんか、残念やな。ちょっと期待しててんけど。
俺からしたらの方がフラフラ他の男について行きそうで心配やけどな”


「メールは本心かどうか分からない所が辛いよねぇ・・・」

あの文章で果たしてあの人を騙せているのだろうか。は半信半疑だった。




しかし、そのメールが本気だった事を知ったのは
選抜合宿の初日、バスで四天宝寺の面々と擦れ違った時だ


「専用バス!?ズルいやんか!!侑士の奴・・・!」
「相変わらず派手好きばいね、氷帝は」
「それより蔵リン、何やテンション低いわね〜」

「そりゃそうやろ〜、ちゃんが来ないんやから」
「そない事無・・・」

そんな話をしていると
バスの窓を勢い良く開けて跡部と共に顔を出した一人の女子生徒


「はっはっは!白石!!此処に一番相応しいマネージャーを連れて来てやったぜ!!
監督の決断を精々有難く思う事だな!」
「氷帝テニス部で私より仕事が出来て大人っぽい子なんて居るわけ無いでしょ!
騙されてやんの、ばーか!」


・・・と、笑いながら行ってしまったバス。
これでは喧嘩を売りまくったままだ。

「・・・しまった、俺としたことが気ぃ取られてしもて突っ込み忘れとったわ!」
「跡部様ぁ〜ん!カッコえぇわぁ〜!!」

突っ込み忘れた事を悔やむ謙也と、別件で既に別世界へ旅立ってしまった小春。

「白石、白石!」
「あ・・・っと・・・せや、お、お前が上な訳無いやんか!」
「ははっ!どうやら本当に騙されとったらしいな。
もうバス居らんばいね、白石がこぎゃん突っ込むん遅くなるとは」
「バカやて!!うちの部長に向かってバカって言うたアイツ!やっぱりムカつく!」

「いや、こない偶然絶対有り得へんと思っとったから・・・」
「あらぁ〜?蔵リンが動揺しとるわ〜!」
「やれやれ・・・合宿前に一本取られたってとこかな」


「白石さーん!」
「?」

そこに駆け付けて来た一人の青学テニス部メンバー

「あんらぁ〜ん!ピーチクーン!」
「だから、誰がピーチだって言うんですか!!
それより、見てましたよ今のー!あれ、白石さんの彼女ですよね!!」
「ん?あぁ、せやで」
「くぅ〜!!久々の再会がまさか選抜合宿なんて!!感動的っスねぇ!」
「感動的な再会にしては随分と奇抜やったけどな」

「なぁマムシよぉ、俺達もあんな恋がしたいよなぁ!」
「一緒にするな!」
「アタシはいつでも大歓迎よん♪」

「断固拒否!!」
声を合わせて断りながら去って行く桃城と海堂。

「他校の生徒からも羨まれとったんばいね、二人は」
「ちゅーか・・・どこで知ったんやろ」


こうして、過酷なU-17の選抜合宿は幕を開けたわけだ。



「お前、なかなか言うじゃねぇの」
「・・・跡部と居るとどうもテンションがね・・・言い過ぎたかな」
「すんげー怒ってると思うぜ、白石の奴」
「し、宍戸さん!」
「参ったなぁ・・・」



xxx続く

>>>コメ。<<<
遂に始めてしまいました、U-17編!相変わらず自己満足設定です(爆
多分忘れた頃に更新されてる位のペースだと思いますが・・・(orz
基本原作沿いで進めますが、全国大会編みたいな感じで所々にハプニング等を入れる予定です。
氷帝のノリが好き笑果たしてマネージャーの運命やいかに!(出ましたあおり
続きアップしました!(08/17)下へスクロール願います。



>>>モドル<<<




***VIRTUAL-GIRL-FRIEND-P02-***

着いてから間もなく、
選抜主催側からの説明がある為、全員が黒部コーチに呼び出されていた


流石高校生、でっかいなぁ・・・
案の定四天のマネはさっきからずっと私を睨んでいる。

どうやらまだ蔵ノ介の事は諦めていないらしい。


けどどうして私達はコーチの後ろに集合なんだろ?
別にテニスコートに皆集めちゃえば良いじゃん


そんな疑問が一気に解決したのは、それから数分後の事だ


「・・・え」


空から降って来る大量の雪?いや、雪にしてはサイズが・・・

「有り得ない、テニスボールの雨なんて」


目の前の状況が現実とかけ離れ過ぎていて私はただ呆然としていた

「さぁ、マネージャーはこちらへ」

突っ込む間もなく
コーチの言葉で我に返り、急いで中へと戻る

中に入ったかと思うと
資料を配布され、とりあえず読んでおいて欲しいとのこと

「説明は明日の朝行うから、各々熟読しておくように」

こうしてマネージャー組は解散となった。


xxx
「一日目は自由行動って・・・何、どういうこと!?
まぁいいや、とりあえず氷帝の皆は・・・」

「誰か探してるの?」

一人でうろうろと彷徨うの元に現れた一人の高校生

「あ、えっと・・・中学選抜組を・・・でも何だかごちゃごちゃしてて」
「中学選抜・・・へぇー、中学生なの?」
「はい、中三です」
「しっかりしてるね」
「いや、見た目だけです・・・良くドジだって言われるんで」

「ボールが落ちて来たり訳分かんないよね」
「正直・・・色々突っ込み所があり過ぎて飲み込めてません」

「今勝手な試合が始まっちゃっててね、止めに行くんだけど一緒にどう?」
「はい!!是非!」

その人は優しそうに笑いながら手を差し伸べた

「そう言えばまだ名乗っていなかったね。僕は三年の入江、よろしく」
「すいません私の方から名乗らないといけないのに・・・
私の事はって呼んで下さい!宜しくお願いします」
高校生っててっきり恐い人ばっかりなのかと思ってたけど、
優しそうな先輩が居て良かった〜


が高校生の真の実力を知る事になるのは
もう少し先の話だ―





xxx
入江達高校生組が到着し、現場は一気に静まり返った

「・・・えっ」


そして先輩組登場に、思わず驚きを隠せない人物が数名
だがそれは高校生に圧倒されているわけではない

「どう、知り合いは見つかった?」
「あ・・・はい、有難う御座います」
「ちょっと僕から説明する事があるから、ちゃんはここに居てね」
「はいっ」

・・・先輩方が全員入江先輩みたいな人だったら良いのにって思ってた私がバカだった。
恐いな・・・恐いよあのゴリラみたいな先輩・・・!
(初対面なのに失礼極まりないですよさん)

もう一人は・・・雰囲気が光に似てるなぁ。クールっていうか。


が高校生三人を観察している間
白石は必死に突っ込みたいのを我慢していた


・・・何でが高校生サイドに居んねん!!
アイツはホンマ神出鬼没やな・・・
思い返せばバスで登場した時から頭ん中が整理出来とらんままや
せや、俺の頭ん中は今ゴミ屋敷みたいなモンや!
ちゅーかその所為でシャッフルマッチの話全然頭に入ってへんし!

シャッフルマッチの説明を終えた三人は颯爽とコートを後にした

「入江先輩!あの、有難う御座いました!」

深々とお辞儀をして先輩達の背中を見送る
それに気付き、後ろを向いたまま手を振ってくれた
「良い先輩だー」


パコッ


「いた!」

その直後、背後からラケットで頭を叩かれ後ろを向くと―

、ちょっと」
「え?あぁー!!蔵ノ介見ーっけ!!」
「えぇから来い!」
「なにー!?」



・・・


さん・・・何で先輩達と登場したんでしょう」
「アイツ良く道に迷うからな、拾われたんじゃねぇの?」


「キィー!!何よ!!ちゃっかりアタシより目立っちゃって!!」



xxx
白石に人気の無い場所まで連れて来られた

「バカって言ったの、怒ってる?」

ピリピリとした空気に恐る恐る尋ねる

「いや・・・ちょっと俺が色々と整理出来てへん」
「マネの件はドッキリだったんだよ」
「それは分かっとるんやけど、まだ現実を飲み込めんっちゅーか・・・
入江先輩との絡みは?」
「中学選抜組を探してたらたまたま会って、
試合止めに行くから一緒にどうって言われて、ついて行っただけ」
「・・・お前はホンマ馴染むのが上手いんやな」
「えへへ、そう?」

「とりあえず、会いたかったわ」


何だか長い間抱き締められていなかったように感じる


「私も・・・っていうか蔵ノ介なんだね」
「そうやなかったら誰やねん」
「何か実感なくて・・・そう言えば、光とユウジは選ばれなかったの?」
「あぁ・・・せやねん、それとイッシーも忘れんといてや」
「あー!そうだった!!」

そんな他愛無い話をしていると、
遠くから話し声が聞こえてきて私は急いで蔵ノ介の元を離れた

「そない気にせんでも別にえぇやんか、俺達付き合うとるわけやし」
「ばっ・・・あっという間に噂広がるでしょ!?」
「その方が好都合なんやけどな」
にくっ付きよるお邪魔虫の数が減るわけやし

「あ、白石居ったー!めっちゃ探したんやでー!!」
「金ちゃん!久しぶり〜!!相変わらず可愛いねぇー」
苦しいわ〜!」

あまりの可愛さに会って早々抱き締めるの力強さに困る金ちゃん

「セクハラやで、うちの後輩襲わんといてや」
「え?何だって?またヤキモチー!」
「白石モチ焼いとったん?わいも食べるー!」
「違うよ、金ちゃんの事羨ましがってるんだよー」
「ちゅーか妬いてへんし」

「痛い痛い!だったら何で頬抓るの!!」
「何やお前の顔見とったらイラっとしてな」
「それより集まらなあかんねん!早う行こやー!」
「あ、スマンな金ちゃん。呼びに来てくれてありがとう」
「呼びに行ったら白石にたこ焼き貰えるって言われたんや!」
「・・・誰に」
「千歳!」
「・・・・・・千歳め」

クスクス

「何笑っとんねん」
「見事にハメられてるね、蔵リン」
「うっさい、後で覚えとけや
「ここは合宿所ですからー、変な事出来ないもん絶対」
「・・・どやろなぁ」



それだけ言って金ちゃんと去って行く白石

「・・・だ、大丈夫だし・・・多分」




若干最後の一言に怯えつつも
は引き続き合宿所内をぶらぶらする事にした


どうやら選抜チームは施設の説明等があるらしい

っていうかマネチームには案内図しか渡され無いの!?


「・・・」


施設内を一人で回っていると、複数で行動する女子が目立つ

その時私は完全出遅れている事に気付いた
女子と言う物は良くグループになりたがる

・・・そっか、友達を作って一緒に見回るってパターンだ
全然考えてなかった、友達作るとか・・・

「やばい・・・早速みんなと違う行動とっちゃってるよ自分」


「あ、ちゃん。今日会うの二回目だね」
「・・・?」
この声は・・・

「入江先輩!あの、さっきは本当に有難う御座いました」
「気にしないで、どうせ僕も用事あったし・・・それより一人なの?」
「あ・・・えぇ、そうなんです・・・ちょっと女子の定番に乗り遅れたと言うか・・・」
「良かったら案内しようか、今暇だから」
「い、良いんですか!?」
「また迷子になっても困るでしょ?」

入江先輩は笑いながらそう言ってくれた
「はい!お願いします!!」

と言うわけで案内して貰う事になった

「あれ、奏多ー!」

その時、前方に高校生らしき人物が現れた
入江先輩の知り合いかな?

「美夜(みや)、やっぱり君も一人だったんだね」
「まぁね、私初めてじゃないし。サポートしたくて来てるわけだし」

美夜さんて言うのか・・・凄く綺麗な人・・・

パッチリとした目元にぽってりとした唇
ゆるめのパーマがかかった栗色の髪を二つに結んでいる
まるでフランスのお人形さんみたい

「この子は?」
ちゃん。中三なんだよ」
「へぇー、可愛い顔してるね。私美夜って言うんだ、よろしくー」
「そ、そんなこと・・・!宜しくお願いします」

「じゃあね、奏多。またあとで」
「一緒に案内してくれるんじゃないの?」
「何甘い事言ってるの、一人で十分でしょー?
ちゃん、この人に何かされたら遠慮なく私に言ってね!」
「えっ、あ・・・えーと」
「あはは、可愛いなぁー!それじゃあ明日から頑張ろうね!」

頭を軽く撫でながら去って行く美夜
そして二人の仲の良さから、ついこんな質問をしてしまった

「美夜先輩って、もしかして入江先輩の彼女ですか?」
「・・・どうして?」

少し間を置いて聞き返す入江

「何となく・・・です・・・ち、違ってたら申し訳無いんですけど」
「そうだよ、女子って鋭いよね」

あっさりと返って来たその答えに思わず聞き返してしまう

「あ、当たってたんですか!?」
「うん」
「凄く綺麗な人ですよね・・・まさに美男美女カップル・・・」
「そんな事無いよ。たまたま共通する好きな物があっただけで」

はぁ・・・素敵過ぎる・・・!やっぱり高校生って大人な感じがするなぁ

ちゃんは?」
「はいっ?」

勝手な妄想をしていた時に急に名前を呼ばれ、思わず声が裏返る

「そんなに可愛かったら、男子が放っておかないでしょ」
「か、可愛くはないですけど・・・まぁ一応・・・居るには居ます」
「もしかしてこの合宿に参加してるとか」
「・・・先輩も鋭いですね」
「えっ、当たっちゃったんだ」
「当たっちゃいました」
「そっか、すぐに脱落しないと良いね」
「そこなんですよね・・・頑張って欲しいです」



xxx
「っくし!!」
「白石風邪引いたと?」
「おっかしいな・・・風邪なんて引く要素無いのに・・・
ちゅーか前にもこないやり取りしたような・・・」
「きっと蔵リンを狙っとる女子が噂しとるんやわ!100年早い!!」
「いや小春の物になる予定も無いからな、俺」
「照れんでもえぇねんで〜??」
「謙也が妬くで」
「は!?まさかのバトンタッチ!?」
「あっ、せやったわ!すまんな、謙也クン」
「何がせやったわやねん!別にどうでもえぇし!!」

今日も可哀想な謙也であった



xxx続く

>>>コメ。<<<
原作沿いなんで、読んで無いとわけわかんない話です。
そして一番キャラが分かりやすそうな入江先輩登場(そうだったんですか
全然違う性格だったら本当にごめんなさい。私の中では千歳的なほんわかイメージです(勝手に)
あともう一つ勝手に彼女も登場(ちょっと)



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