***フリードリー♪***
STAND UP!




「なぁ、明日の花火大会一緒に行かない?」





大好きな人からの花火大会のお誘い。
勿論断るなんてことは出来ません。








花火なら、やっぱり浴衣だよね?確か去年のが……
去年のなんかダメダメ!!この際だから新しいのを…お金がないや
……新しいのを買う!めっちゃ可愛い浴衣を買う!




そんなこんなで、あっという間に日付も変わってて。
なんだか私、すごく疲れた……。
そりゃあ、あれだけ忙しなく動いたんだもん。疲れるわ〜








「よぉ、待たせて悪かったな」

一人でブツブツ呟いてたら、私の大好きな
切原赤也くんが爽やかに登場。

「ぜっ全然待ってないから」

「そっか?おぉ!浴衣じゃんか〜可愛いな」

「本当に、ありがとう」

切原くんに誉められました(浴衣をね)天にも昇る気分。
あぁ〜こんな間近に切原くんが居る。まるで夢のようだわ。


「……あのさ

「なに」

「じつはさ……」

「ん?」

「そのーなんか知んねーけど他の連中も着いて来ちゃって……」

「……他の連中って?」

「テニス部の連中」

「…………………」

笑顔の状態で固まること約30秒。
頭の上には?マークが回ってる。
テニス部の連中ってことは、つまり
つまり、あの変わった面々が……












「わぁーおぅーちゃん浴衣だ!可愛いーよ」


私の肩口からヒョッコリ現れたのは、やっぱり…丸井先輩。
やっぱガム膨らましてるし。浴衣にはなにがあっても
つけないでくださいね!なんて思いつつ
視線は丸井先輩の口元、大きく膨らむガムに釘付け。


「ん?ちゃんもガム食べたい?いっよあげる!何味がいい」


ポケットから沢山の種類のガムを取り出して、
私の前に見せてくれる。


「さあ!どれがいい?全部美味いんだけど、俺のお薦めは…ドワァ」


真剣にどれにしようか悩んでいたら、急に丸井先輩が消えて…じゃなくて
ジャッカル先輩が丸井先輩の頭を押してる?


「丸井うるさいぞ!」

「なんだよ、俺はちゃんにガムを」

「一人で食ってろ」




二人が漫才を始めたんで(違う)とりあえず移動。
トントンと肩を叩かれて振り向くと――



「に……仁王先輩!?」

振り向けば仁王先輩。この人も来てたの?

「元気かー?」

「は?はい。すこぶる元気です」

「そか、そりゃ良かったのぉー」

なんかテンション低い。不思議な人だな





「こんばんはさん。すみませんね、折角のデートを邪魔してしまって
 しかし皆が付いてくと聞かなくて――」

「いや気にしないでください、大勢のほうが楽しいですから〜」


そう思うなら切原くんと二人っきりになれる素敵な
方法でも考えてくださいよ、柳生先輩。





なんか、また背後から気配がする。しかもブツブツと……これは

「全くいつもいつも騒々しいな。だがこうなる確立は100%だったしな」


やっぱり柳先輩だし。この人難しい話するから苦手。
あっ!あそこに見えるは幸村先輩!



「幸村先輩こんばんは」

「あぁこんばんは。なんだかごめんね」

「いえ、いいんですよ」

「そう?でも切原に――」



「こら!道の往来で騒ぐとはけしからん!たるんでるぞ!!」



「あのー」

「うん?どうしたの」

「真田先輩も来てるんですね」

「来るってきかなくてね〜」





>>>後書きByしいな<<<
大分遅くなりましたが『コハクサイダー』一万ヒットおめでとう!!
今回は一万ヒット記念ドリです(多分)
こんなものしか書けませんが貰ってやってくださいな
とりあえず逆ハーで、□■後編■□に続け!!


>>>モドル<<<
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