***VIRTUAL-GIRL-FRIEND-Vol.4-***
傷付いた、傷付けられた
それって本当は、どっちが悪い?


VIRTUAL-GIRL-FRIEND-10-



…はぁ。

と、胡座をかいたまま頭を下げて大きな溜め息を吐く蔵ノ介。


「っ…何やねん」

そう小さく呟いていた


あ…確実に怒ってる。これはイラついてるぞ


こんな状況が初めての自分は何をして良いものか検討もついていない。

うーんと、待てよ。私が逆の立場だった場合…


まだ俯いたままの相手を気にしつつ
頭をフル回転にして考えてみた。


よし、決めた。




ガッツーン!



「…重っ!何してんねん !!」



「え?と、飛び込み…」


私が背中から抱き締めたり甘えるなんて
気持ち悪いって言われて逆に怒らせるだろうし
(大体それで直るならここにいないはず)
それなら胡座してるんだからそれ目掛けて
ダイブの一つや二つした方が良いかなって…



「だ、ダメだったかな」
「おもろ過ぎて逆に引くわ!」
「お」
それは褒め言葉?


「あ、ゴメンあまりに激しく飛び込んじゃって包帯絡まった」
「あーぁ、死ぬで。」
「いやぁ本当ゴメ…って死ぬ!?
っていうかずっと思ってたんだけど!!もしや怪しい薬の…」

「ちゃうわ!どんだけ病んどるように見えとんねん!」

「何だ、怒って無かったんだ」

「…」





参ったな。





「おーきに」


「遂に私も役に立った!?」
「せやな」

「やった〜!」
…って、この体勢膝枕されちゃってんじゃん。違うか、胡座枕?


ポンポン





「ん?」


「あ、スマン。この位置におられたら手の置き場が頭になってもーて。」


「いや!私の方こそ何か逆の位置で!変わろうか!?」
「かまへんよ、おっても」

「かま…」
「そこで止めんなて!意味違てくるやんか〜!」


そっか。


「髪サラサラやん、意外に女みたいなんやな」
「いやいや!女なんですけど!」
「冗談やて!ムキになるっちゅーことは若干思い当たるってことになるで」

「う…。じゃあ冗談言います!」
「お、関西人相手に?えぇ度胸やな」

「さっき!蔵ノ介が電話取ってくれて凄い嬉しくて、
何て言うかもう私は一生着いてきたい!
っていうかむしろ大好きみたいな…ははは…」


ダメだ、冗談って宣言すれば素直に言えるかと思ったけど
最後の方確実に目泳いでたし声小さくなってるし…






「…」






あ、また引いちゃった?
もう…私のテンションがダメなんだなぁ…




プッ

「く、蔵…」

「あははっ!そら冗談やないやろ!!大阪なめたらあかんて!」
「なっ…」

なんだよ!堪えてたのかよ!!


「千歳と一緒だ!」
「は?千歳にも言うたんか?」
「違う…笑い堪えた」
が悪いんやて」

「え!悪く無い!」





…じーっ




「…何や?まじまじと。」


「あ、いや。やっと目合わせて会話出来たなぁと。」
しかもこんな間近で笑顔が見れたらそりゃぁ動き止まりますって。

「…ふーん。」
「珍しく普通の反応だね」


いだだだっ!


「いったいなぁもう!喧嘩か?!喧嘩売ってるのか!?」
とか言いたいけど頬を引っ張られていて
会話が全部「は行」で構成されてしまっている

「よーやっと実感湧いて来たかも」

「おっそ!」

「カレーパンみたいな顔しとるくせに真顔で驚くなや!凹むやろ」
「カレーパンにしてるのは誰だよ!やーい、凹んでやんの〜!」

「うわ」
可愛無いわぁ。そこは慰めたって欲しいわ。

正面を向いてからまた下を見直す


「無理か。」
「何がー?」



そしてまだ蔵ノ介の手の中にあった携帯が鳴る


「あ、持ちっ放しやったな。」

直ぐさま電話を渡された

「はいはい」
「あ、?今大丈夫?」
「うん、大丈夫」

体勢は決して尋常じゃ無いけど

大体、人の胡座の上で電話に出てるなんて
絶対予測出来ないよな―

「白石おったら代わって欲しいんだけど、おる?」
「いるよ〜」
目と鼻の先に


「誰?」
「千歳〜。何か代わって欲しいんだって」




何やろ。珍しく嫌な予感がするんは。

「ドッキリ、やらかしてくれたなぁ」
「根にもっと〜?ゴメンゴメン!それより、家の件で…」
「あぁ、せやからえぇよ?友達やってんな、二人。」
それにしても…千歳が執拗にこないな些細な事聞いて来るか?

「気でも使てんの?」
「まぁ、一応」

「千歳おかしないか?まさかん事好きとか言わへんよな!彼女…」
あれ、おったっけ?
おるんなら普通呼ばへんか…いや、友達やったら…

急激に疑問だらけになった頭の中をの一言が掻き消した

「千歳は私なんてアウトオブ眼中だよ!
付き合う以前にそういう対象として見てくれ無いから!」


「…やって。聞いたか?」
「十二分に。」


その後、千歳は午後六時に学校前で待ち合わせと言う事で電話を切った。


思えば、あの時の勘を信じとくべきやったかもなぁ。



時刻は午後五時。


「明日の夜帰るけど、蔵ノ介大阪案内してくれ…無いかぁ。」
ふと彼が部長であることを思い出してしまった


ヤケになってお茶を飲む


「えぇよ」


ゴホッ!


予想外の即決ぶりに
私は一日に二度も同じ飲み物で噎せてしまった



「練習に付き合ってくれたらな」
「…え?良いの?
仮にも敵になるかもしれない学校のマネージャーなんだよ、私」

「その前に俺の女やろ」


「おん…」

何でこんなサラッと返せるんだこの人!!
照れてる私が馬鹿みたいな雰囲気だよ今!!


「お供させて頂きます…」
「せやったら案内したるわ」


若干照れが直らない中で家を後にして二人で四天宝寺まで向かった



少し早めに着いてしまった私はメールを打っていた


xxx


「マジかよ」

所は変わって東京。


「どうかしたんですか?」
「いや、がな…」


`四天マネから侑士まで情報流れちゃった。ヾ(>Д<)ノ
参ったなぁ、月曜。私は一体どうするべきなんだろうか…(-_-;)
`


「…」




そして静かに返信を打ち始めた



`何とかする`






「世話焼けるよな、あいつ。長太郎より焼けるぜ」
「え!そんな事無いですよ!!」





xxx






なんだろう。
きっと頼りない人が言ったら『適当過ぎるよ!』とか突っ込むけど


このメールには突っ込めないや…


`すみませんが宜しくお願いします…`



何故か敬語で返した事に関しては
きっと自分が宍戸を敵に回したくないからだろう





蔵ノ介は帰っちゃったし、早く来ないかな…



待ってる間ずっと携帯をいじっていた私は
大事なところに気付いていなかった。







「よくのこのこと敵地の前におられるね」
「…」


この声は。


「何、まだ用事?」
「あんたがおらんかったら何事も無かったはずやのに…」



「違う、蔵ノ介は最初から嫌ってた…」


その時喧嘩相手の右手に握られていた物が目に入った



カッ…






夕日を反射して銀色の凶器が振り下ろされた





xxx続く


>>>コメ。<<<
予告通りな感じで場所移動です。が、しかし話は物騒な事態に。
大丈夫なんか、大丈夫なんか!?(いや、あなたが落ち着いて下さい
気が付けば10話目。当初はもう完結してる予定だったんだけど…長いなぁ(笑
大阪編、まだ続きます。もう少しお付き合い下さい(土下座
続きアプしました!(3/25)下へスクロール願います。



>>>モドル<<<





私がそこでそのまま切られて
はい終わりなんてオチ、あるはずがない


VIRTUAL-GIRL-FRIEND-11-



「…っ」


辛うじて避けて何とか左腕に掠った程度で済んだ


しかしカッターともなるとやたら血が出る


ポタポタとアスファルトを染めて行く赤





「何であんたみたいな…」
「ばっかじゃないの、そこが嫌われるんだよ。
自分は自分って自信持たないで生活してたところで相手に何が伝わる?
上辺って結構見抜かれるんだよ」
私今凄い良い事言ってる

「…何やねん、偉そうに」
「偉そうに思う思わないはあなた次第だけど、
不貞腐れてるってことは思い当たる節があるってことでしょ」
あれ、どっかで似たような事言われた気が。


「…自分を出すって。」

「自信持ちなよ、もっと。一回自分と向き合いなよ。
…ただ蔵ノ介はダメだからね!」

「まぁ諦めへんけど」

「えぇっ!そりゃぁ困る!」


「…分からんわ、白石君の好みが」




「私にも分からないよ。未だに謎」


!?」

お、モテモテ?
「腕!!」
「あぁ…ちょっとね。大した事無いよ武士に傷は付きモンって言うでしょ」
は武士じゃなかね!」

マネージャーは逃げ去って行った

改心してくれると良いけど。
蔵ノ介は絶対そっちに靡かないよね!?


とか考えてると千歳は持っていたタオルで止血をしてくれた


「…二回目だね。用意良い!」
「行く前に練習しようっと思ったばってん時間無くて出来んかったい」

「そうだったんだ」
だからラケット…か。

「家帰ったら包帯…」
千歳はあることに気付いた。

傷ついたのは左腕




彼は静かに微笑んで腕を指差して告げた





白石とお揃いになるばいね、包帯。








あ!!






どんだけだよ…。





xxx

一方の敵地では。

「なぁ、謙也。俺に見込みはあるんやろか」
「正直無いに等しい…って言うのも―」


「何や、確信あるんか?」

「いや、イコール確信ってわけや無いねんけど白石な、
チャットする前本気で乗り気やなかったから―」
「0%から100%にしたのがやったってわけや」
「せやな。ちゃんも見ず知らずの相手信じてたんやからなぁ、
ホンマ凄いわ〜。そないな一途やったら俺かて手出しとうなるわ」
「いや、それ真面目に言ってへんよな!?」

「さぁー?どやろ」
「ちょっ…」
「あ、もう一つあるわ」
露骨に話逸らしやがった。

「男子からモテる女子とかおるやろ?
そう言う子が告っても絶対OKしなかったんや。
つまりな、とりあえず付き合っとこか〜やなくて、
自分から好きにならん限りは付き合うん無理なタイプやねん、白石は。」


「俺かてせやで?」
「侑士はちゃんを好きになるまで色々手付けてたやろ。
徹底の度合いちゃうねん」
「意外やなぁ。軽そうに見えたんやけど」


「うちの部長完璧主義やから」
「せか…。」



何言うても無駄やな…
全く、好きになるんは別にえぇけど俺まで巻き込まんで欲しいわ…

xxx


あ、何だ。千歳も普通の曲聴くのか!


綺麗に片付いてるCDラックを見てみる
そうか、こうすると外と中身が違ったりしないんだなぁ。
見習…えるかなぁ…。


「聴きたい曲あったら好きに出して良かよ」
「お、お構い無く!」
「あれ、緊張しとー?」
「いや、だって…」
同い年なのに何でこんなにも部屋の使い方違うかなぁ…
私の部屋には申し訳無くて呼べないな…。


薄ら笑いを浮かべながらそう思った。

「?」
「なっ、何でも無い!じゃあこれ…」


marryme


、その訳読んだことある?」
「いや、何か曲調が良いなぁって思ってただけ…。結婚ソング?」
「ん。まぁ…」
結婚ソングなら何でそんな切ない顔してるんだろうか?


千歳は黙って対訳を渡した。
そして読んでびっくりした。

―これは言ってしまえば結婚とは逆の歌…



ずっと憧れだった人の結婚式。

僕は紙吹雪を握り締めて夢にまで見た女の子が
彼の横で太陽みたいに輝いてるのを見ている



僕が金持ちの子供になれたら、
すげーハンサムになれたら、
背が高い男になれたら

そいつとは結婚しないでよ、
今度の人生でそうなれたら―




多分ないね、彼女は僕を憶えて無いよ、
気持ちなんて知らないし名字さえ知らないんだ





…こんな意味だったんだ。

「私だったら絶対行けないよ」



グスッ。



「その曲聴くと今の俺と重なるばい」



泣いてる私の頭を二、三度軽く叩いて千歳はそう言った。


「今の俺って…えぇっ!?」


千歳片思い?!

あまりの衝撃発言に涙腺も一気に閉店してしまった



「なな何で告らないの?確実にOKでしょ!!」
「人ん物になって初めて気付くこともあるばいね。」
「あぁっ!そうか〜…よし、もう取っちゃえば?」
「なっ…」
、滅多なこと言ったらいかんたい。

「いや、彼氏も凄いカッコ良くて…」
何言っとーね俺…。
「千歳が負けるはずない!私も手伝う!!」
「無理や」
「何故?!千歳以上のイケメンなんてこの世に…」








白石












「…へい?」





「じ、冗談…」
「じゃなか」

暫く時間が止まった気がした


その場で固まってしまった自分を動かすには
まだ時間が足りないらしい―




千歳の目がマジ過ぎる。




xxx続く


>>>コメ。<<<
marryme、対訳使いました。真意は知らないですが失恋ソングとして。
包帯お揃いとか困るよね、包帯かよって(笑
アップしました(4/2)下へスクロール願います↓↓



>>>モドル<<<






あの曲は心に残った
この状況も、何もかも―


VIRTUAL-GIRL-FRIEND-12-


とりあえず自分動け!



「まぁ、ゆっくり座っとって」


両肩を押され何とかソファに腰掛けられた


自分…焦点あってるのか?
言いたいことあるじゃん、ほらほら声帯機能してよ

若干休んでいた声帯がようやく動き始めたらしい

そして第一声が何とも情けない一言だった。



「四天恐っ」










「…堪えなくて良いよ、だって今絶対わけわかんないこと言ったもん」

「いや、大丈…」
台所に立っている千歳の後ろ姿は明らか笑っていた


「危ないよ、蔵ノ介に会う前だったら絶対付き合ってたよ、私」
断る理由が無いもんなぁ。
「あはは、やっぱ遅かったか」

「遅い!…にしても」


ここで今まで謎だった部分が更に大きくなった

「蔵ノ介一体何で付き合って無かったの?」



「本人に聞くのが一番よかやと。」
「教えて〜!千歳知ってるんでしょ?」






出来過ぎた夜ご飯を持って来てソファに腰掛けた

「九州男児って亭主関白とかお母さん言ってたんだけどなぁ…
ね、絶対片手で卵割れるんでしょ」
「世の中そげな人ばかりじゃなかね、
それに関西におると価値感も結構変わったい
…あれ?卵は片手で割るもんじゃ…」

「へぇ〜…って、普通は両手!!」
当たり前のように言われたよ…


「これは前に言っとった話なんだけど」
「うん、美味しそうでヤバいんでいただきます」

話が交錯しとーよ

「疑り深い性格だから何言われても裏を見ようとする癖があるって。」

裏を見る?
…これチンしたやつ?
物凄く美味しいんだけどそれ言ったら話の腰折るな

「端的に言えば頭が良い…
いや、良過ぎるってことかな。
考えんで良い部分まで一度に考える…。
そげな人たいね、白石蔵ノ介って存在は。」




「じゃあチャットなんて以ての外、
しかも数日で決めるなんてこともきっと人生初だったんじゃ…」

黙って頷く様子を見て納得した。


「よっぽど予想外の出来事だった―
本人は口にせんでも分かるたい」


「…それで満足してるんだったら良いけど」

「分かっとらんね、
満足してなかったら諦めんかったい…ばってん」






手が止まった






「あげな白石見たことなか。」




「脅して…無いか」
催眠術にかかったみたいだ。
千歳から目線を逸らすことが出来ない


「敵に回したら十分過ぎる程の力を持っとーから
とやかく言うたら面倒なことになるとね」

「千歳がそこまで…」
まさかここまでとは。
今更ながら自分の凄さと選択一つでとんでもないことになる点を実感した

「ど、どうしよう」

千歳の膝を右手で掴んで問うた

焦ること無くいつもの笑顔で左手を上に置いて答えた


のまま。
変に意識せんでいつもと変わらん生活してればよか」


あ、何かそう言われると凄い安心するなぁ。


「分かった!ところでこれってレンジでチン?」

またもずっと気になっていたことを聞いてみる

「いや、作ったけど。口に合わんかった?」
「えぇっ?!誰が!」
「俺の他にお手伝いさんでもおると?」
「はぁ〜…」
何でも出来過ぎだって


「物凄く美味しかったからてっきりチンかと。」
「折角一人暮らしなら自炊せんと。…良かった」



ニコリと笑って食器を片そうとした千歳を止めた

「タダ飯なんて失礼なんでせめて洗わせて下さい!」

「…割らんでな」
「そんなにそそっかしくないよ!」

「下駄見て木にぶつかっとったん誰やったかな」

「うわ〜、それ言われたら何も返せないじゃん」


左腕を極力濡らさないよう気をつけて自分なりのお礼をした

「何か私ばっか助けて貰って…そうだ、力になれることあったら言ってね」
彼女以外で

「じゃあ、今日は帰らんでずっとおって欲しい」
なんて、無理難題押し付け過ぎばいね

「うん、それで良いなら別に」
「えっ」


二つ返事?
「いや、冗談―」
「えーまた冗談?もう、大阪来てから振り回されっ放しだ!」

のノリも冗談に乗せた物じゃなかね?」
「ううん、私不器用だから人生常に全力投球だよ」


台所におったが戻って来た

「白石おるのに?」
こげな彼女初めて見たばい
「え?ダメなのかなぁ?じゃあ連絡してみる」
「ちょっと待っ…」

急な展開に俺が振り回されとー。





「なした?」
「蔵ノ介!今日千歳の家に泊まって良い?」
白石、ここで止めんと。
「あぁ、何や終電でも逃したんか?」

今九時たい、終電て。

「ううん、私が泊まりたいだけ」
「ストレートやなぁ。
まぁ、が泊まりたい言うんやったら折角来たんやしえぇんとちゃう?」
「…白石!」

携帯が渡った

「何慌てとんねん千歳、らしくないで」
「焦るに決まっとるたい、俺が―」






好きなんやろ?














電話口で私と千歳は間違いなく蔵ノ介の一言を理解するのに必死だった

xxx





「…何やねん黙って。あ、間違てたらスマン」

「どげんして?」


先に口を開いたのは千歳だった


「いや、さっき電話着た時ヤな予感がしたから
冷静に考えてみた上での俺の結論がそれしかあれへんかったから」


「だったら!」


「いや、これが謙也やったら危ないなぁ思うねんけど
俺千歳もも信じとるから別にえぇかなぁって」
「…蔵ノ介やっぱカッコ良いよ」
「ずるいな、自分だけ」

「せか?どう思うのもそれぞれやけどもしバレんと思て手出したら…」
「あれ?白石知らんの?俺はフェミニストばいね」

「…せやったな」


「…?」
レベル高くない?この会話…

「まぁそこの馬鹿によろしゅう伝えたって。明日迎えに行くわ」
「そこの馬鹿?!」


携帯が持ち主の元に戻った

「千歳の物になっても知らないからね!」
「せやったら俺も女呼ぶで」
「う…」

裏を見るってこういうことか…。


「ほな、明日な」
「はい…」

落ち込むくらいなら言わんでえぇのに



xxx続く


>>>コメ。<<<
どこで切ろうか悩みました。
最初白石が見抜くところで切ろうとしたのですが
「あ、これじゃあ想う気持ちが薄いって勘違いされるかも」と、妄想し
一区切り付くところで止めました。落ち着いてると良いのですが(ドキドキ
最近どこで切ろうか物凄く悩みます。うーむ、長い。
続きアプしました!(4/15)
ページ変わります。■ENTER■



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